九州大学法学部
2006年度前期 学生による授業評価アン ケート
授業科目名
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担 当
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回答者数
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教員所見
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実 施
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Web公開
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法政基礎演習T
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武内 謙治 | 22 | 2006.7 |
2006.9.14.
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集計結果
法政基礎演習Tについて全般的なこと | ||||
(c)演習希望提出の際の考慮点 | ||||
設問 | 件数 | 構成比 | ||
演習の内容 | 21 | 91.3% | ||
担当教員 | 0 | 0.0% | ||
開講曜日・時間 | 0 | 0.0% | ||
その他 | 0 | 8.7% | ||
合計 | 23 | 100.0% | ||
※具体的 | ||||
レポートに力が
入っているようなことがシラバスに書いてあったので興味があった。 課題が最も厳しいからあえて選んだ。 シラバスを見た印象で、キツそうな授業であったので、鍛えておく意味で受講を希望した。 |
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(d)シラバスは 読みましたか? | ||||
設問 | 件数 | 構成比 | ||
熟読した | 11 | 50.0% | ||
ある程度読んだ | 11 | 50.0% | ||
あまり読まなかっ た | 0 | 0.0% | ||
全く読まなかった | 0 | 0.0% | ||
その他 | 0 | 0.0% | ||
合計 | 22 | 100.0% | ||
(e)選抜方法 (志望理由提出後、教官での選考)は? | ||||
設問 | 件数 | 構成比 | ||
今年度の方法でよ い | 21 | 95.5% | ||
抽選等による選抜 方法がよい | 1 | 4.5% | ||
その他の方法 | 0 | 0.0% | ||
わからない | 0 | 0.0% | ||
合計 | 22 | 100.0% | ||
※具体的 | ||||
熱意をもって志望理由を書いた人が落とされたことがあったから。 | ||||
(f)1年生対象 のこのようなゼミを続けるべきと思いますか | ||||
設問 | 件数 | 構成比 | ||
ぜひ続けてほしい | 22 | 100.0% | ||
特に必要ない | 0 | 0.0% | ||
わからない | 0 | 100.0% | ||
合計 | 22 | 100.0% | ||
(g)ゼミ開講の 時期について | ||||
設問 | 件数 | 構成比 | ||
今年度同様、1年 前期 | 18 | 81.8% | ||
1年後期がよい | 2 | 9.1% | ||
その他の時期 | 1 | 4.5% | ||
わからない | 1 | 4.5% | ||
合計 | 22 | 100.0% | ||
※理由 | ||||
後期は後期で何か
と忙がしそうだから ゼミとは何なのかという不安を解消できる。調べ方などがつかめる。 自分が興味がある分野について専門的に学び、勉学に対して意欲をもつため。 入学して間まない時期に法学について議論できる時間があると、もちベーション維持にも役立つから。 まだ法律の知識がない上でのゼミは、話し合いも曖昧なものになる。しかし、1年前期でゼミを行うことで、法律の興味とかわくと思う。だから、1年の前期も しくは後期にこのゼミは開講した方がよい ゼミがないと、1年前期で法律について学ぶ授業が少ないから。 ゼミの内容が高度なものだったので、ある程度は法律の知識が必要だったと感じたから。 1年前・後期続けてやって欲しい。 レポートの書き方、プレゼンのしかたが身につく。 1年前期やヤル気があるにも関わらず、あまり専門科目がないから。コアセミナーが一週間で1番ヤル気の出る時間だった。 法学を始めるにあたってこのような専門的な少人数のセミナーは良いきっかけになるから。 入学直後にあることで、法律について学ぶという実感がもてるから 専門科目を少人数で話し合うことによって、早い時期から興味を持つようになれることや、知り合いが増えるということから。 |
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※法政基礎演習T 全般について | ||||
コアセミナーはた
いへん面白い授業でした。前期はコアセミナーだけを楽しみに、大学生活を営みました。 一年前期だけではなく後期も開講してほしい。 新たな知識・観点が見についた。 できれば後期にもしてほしい。どの期にも常に1つゼミに入っている状態が学習意欲の維持につながるはず。 低年次の専門科目をもっと増やしてほしい。 もう少し一年次の専門科目を増やしてほしい。 |
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※受講してよかっ たと思われる点 | ||||
人数が多かったが
皆協力し合ってできていた。 自分の興味のある分野(刑法)について知識を深めることが出来、また、他の人の考えを聞くことが出来たこと。 毎回の議論に参加することで、物事を自分なりに考え直すきっかけとなった。 討論の中で自分の意見を述べ、他の人の意見を聞き、さらに自分の考えと照らし合わせて再考することができるようになった。 積極的に授業に参加できた。 もっとテーマを明確にすればよいと思う。 意欲の向上につながった。 レポートの書き方が学べた。(意見の書き方、引用方法など) 刑事法の基本的な知識が身近なニュースを通じて身についた。レポートの書き方、プレゼンの仕方がある程度わかった。 雰囲気が発言しやすい感じだったのでやりやすかった。扱う内容も、生徒が選んで持って来るものだったので適切なレベルだった。 思考力、多少ながら発言力もついたこと。 ゼみのために予習する姿勢が身についた。(予習しなければ全く発言できないくらいハイレベルだったから) 様々な知識を身につけ、物事を深く考えることができるようになった。 レポートの作成のスキルを上げることができた。大学では、レポート課題が多いので、この点は大学生活で全般的に役立った。 話し合いが活発に行われることによって、考える機会が増え、何かと得るものが多かった。また、興味のある内容等でレポートを書くことが出来、書く練習とし ては楽しかった。 |
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※改善を要すると 思われる点 | ||||
ないです。 ディベートの論点がもう少し明確であればよかったかなと、思う。 少しレポートの頻度が高くてツラかった。 教室が狭いので動きにくかった。 |
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※感想・意見 | ||||
私は社会のことを
何も知らないので、この授業で、一生懸命考える機会ができて、本当に良かったです。新聞もテレビ欄じゃなく、トップの一面を読むようにな魔挙、本当に自分
の成長を感じました。 たいへんきついセミナーだったが、とても楽しいセミナーだった。 あまり予習をせずに参加していたためいつも討論に途中からついていくので精一杯だった。もっと予習してのぞめばよかったと思う。 この時期にゼミができるのはとてもいいと思います。 本当に受講してよかった。先生も、学生も皆で頑張れた。 1年前期で専門的なゼミを受講できたよかった。 大学に入っていきなりレベルの高いゼミでしたが、刑事法だけでなくもっと深いところにある問題も知ることができてかよかったです。 一週間の中で1番ヤル気が出た授業はコアセミナーだった。来年からも同じ形式、もしくはさらに改善された形式で実施していくべきだと思う。 このゼミをとって、本当によかったです。これからの大学の授業の基礎になったと思います。 約4ケ月間だったけれど、刑事法関連のニュースをもとに様々な議論を通して多くのことを学べたと思います。 一年次、何の専門的知識もない、タブラ・ラサの状態で、刑事法の意見が分かれる諸難間に正面から立ち向かうのは、確かに有力な結論を導出したりはできなし が、主要な論文の主張に流されることなく、純粋な議論ができた点で有意議であったと思う。 良いゼミに入ることが出来たと思います。報告・議論・レポートなど、自主性の部分がかなり多く、責任を持って行うということにもつながったと思います。 |
担当教員所見
貴重なご意見をありがとうございました。 「もっとテーマを明確にすればよい」、「ディベートの論点がもう少し明確であればよかった」というご指摘を頂いております。至極ごもっともなご意見で す。しかし、講義担当者としては「自分で問題を発見してもらうこと」や「その場で突然出てくる問題であっても、他の人の発言に触発されながら議論を一緒に 発展させること」にコアセミナー妙味があるとも考えております。その意味では、テーマや論点の「不明確さ」は、このゼミの本質でもあり、そのことにも意味 がないわけではないのではないか、と現在でも考えております。...などと開き直っておりますが、いかがでしょうか? 「レポートの頻度が多い」旨のご指摘も頂いております。講義担当者は、当初、大学生になられた皆さんには毎回(ということは10回程度は)レポートを提 出してもらった方がよいのではないかと考えておりました。実のところ、半期で「3回のレポート(+グループによる裁判傍聴レポート+ゼミ論文)」と課題を 「軽く」設定したのは、ひとえに講義担当者のレポート添削能力の低さを顧みての「妥協」でした(回数を減らしても添削が粗い、というご批判もあるでしょう が、そのご批判については甘受するほかありません)。こうした経緯もあったため、頂いたご指摘は少々意外でもありました。受講者の皆さんと私との間に課題 の軽重に関する小さからぬ認識の違いがあることを示唆するご意見でもありますので、今後は、自分の認識が正しいのかを問い直すことを含めて、受講者の方の 適正な負担量を探っていきたいと考えております。 今年度のコアセミナーでは、メモ書きの事前提出やレポートのアウトラインの提出、「添削レポート」制度など、私なりに新しいと思われる試みを導入しまし た。個人的には、これらの試みの有効性のほか、レポートの添削にかける時間のつくり方や受講者の方とのコミュニケーションのとり方など、多くの点について 反省があります。即座に改善することは難しいところもありますが、今後、試行錯誤を重ねていきたいと考えています。 以上が、差し当たりは、授業を担当した教員個人のレベルで対応できそうな問題に関する所見ということになります。 |