九州大学法学部 2007年度前期 学生による授業評価アンケート
基本情報
- 授業科目名:法政基礎演習T
- 担当:原田 大樹
- 回答数: 18
- 教員所見: あり
- 実施: 2007年7月
- WEB公開: 2007年9月28日
法政基礎演習Tについて全般的なこと
演習希望提出の際の考慮点(複数回答可)
設問 |
件数 |
構成比 |
演習の内容 |
17 |
63.0% |
担当教員 |
7 |
25.9% |
開講曜日・時間 |
0 |
0.0% |
その他 |
3 |
11.1% |
合計 |
27 |
100.0% |
(*)具体的
- 大学で勉強するのに必要な情報を与えてくれそうかどうか。担当教員が親切に教えてくれそうかどうか。
- 演習内容の説明の丁寧さ
- 論文を書かせてくれるところ
シラバスを読みましたか?
設問 |
件数 |
構成比 |
熟読した |
9 |
50.0% |
ある程度読んだ |
8 |
44.4% |
あまり読まなかった |
1 |
5.6% |
全く読まなかった |
0 |
0.0% |
その他 |
0 |
0.0% |
合計 |
18 |
100.0% |
選抜方法(志望理由提出後、教員による選考)は?
設問 |
件数 |
構成比 |
今年度の方法でよい |
13 |
72.2% |
抽選等による選抜の方がよい |
2 |
11.1% |
その他の方法がよい |
0 |
0.0% |
わからない |
3 |
16.7% |
合計 |
18 |
100.0% |
1年生対象のゼミを続けるべきと思いますか?
設問 |
件数 |
構成比 |
ぜひ続けてほしい |
16 |
88.9% |
特に必要はない |
0 |
0.0% |
わからない |
2 |
11.1% |
合計 |
18 |
100.0% |
ゼミ開講の時期について
設問 |
件数 |
構成比 |
本年度同様、1年前期がよい |
16 |
88.9% |
1年後期がよい |
2 |
11.1% |
その他の時期がよい |
0 |
0.0% |
わからない |
0 |
0.0% |
合計 |
18 |
100.0% |
(*)理由
- 法律学への導入としてふさわしいから。
- ゼミがどのようなものかを早く知ることができ、一般教養ばかりで退屈せずにすむから。
- 勉強を始める一番初期の段階でゼミ方式を経験することに意義があるから。
- レポートの書き方等を学ぶ機会は早い方が良いから。
- 発表、報告を通して法律に慣れることができるから。
- 図書館の利用の仕方など大学で勉強していく上で重要なものを学ぶのは早いほうがいいから。
- 入ったばかりで緊張するけど仲間も増えるしためになるから。
- コアセミナーのような形式の授業は一年前期からやった方が良いと思うから。
- もう少し法律を学んでからの方がいいと思う
- 同じテーマについて興味をもつ友人と1年のこの時期にふれ合えたことは自分にとってとてもためになったし、法学/政治学入門と並行し1つのテーマについて学ぶのがよかった。
- 先輩とかに法律の勉強のしかたを教えてもらったり、図書館の使い方が早いうちにわかるから。
- 難しいことばかりだが、いずれはやらなければいけないことなので、早いうちからゼミを受けた方が有意義と思うから。
- 最初にやるのがわかりやすいと思う
法政基礎演習T全般について意見・感想(自由記述)
- 多少なりともゼミの雰囲気が掴めたので良かったと思う。
- コアセミナーは法学部の科目であると思われるのに、全学教育で登録せねばならないなどのややこしさを解消してほしい。
- 早い時期からゼミができたことはすごくよかったと思います。
- 1年後期でもコアセミナーをしてほしいです。
- コアセミナーは発言がたくさん出てとても興味がもてた。
- やっぱり専門科目は楽しいです。
あなたが受講した演習について
受講してよかったと思われる点
- 情報の収集、報告、論文など、非常に大変であったが、これから法律を学んでいく上で基盤となる部分が少しは身に付いた。質問、アドバイス等、親切に対応してくれた
- レジュメの作り方、報告の仕方、論文の書き方や六法の引き方など、これから必要となる技術を全く何も分からなかった自分も多少身につけることができた。
- シラバスの通り、これからの「勉強の基礎力」を身につけられた点。自分で調べて発表する準備をしっかりとするという経験ができた。
- 先生が非常に親切かつ熱意があり、レジュメの作成方法から本の調べ方まで教えてくださったので受講してよかった。
- 勉強量がかなり必要だったので、勉強できてよかったと思う。
- 内容や授業方式。
- レポートの書き方や図書館の利用の仕方など勉強の基本を学べた点。先生が優しかった点
- 先生や先輩方が詳しく教えてくださった点・論文の書き方を学べた点・他クラスの友達が増えた点
- 発表したり、報告することで、発言力が付いたこと。いろんな人の意見が聞けたこと。調べて論理的に考えて報告できる機会を得ることができた。
- 法律学の基本的な部分を学ぶことができてこれから法学部で学ぶ姿勢を身につけられた点。コアセミナーを通じて他のクラスの人とも仲良くなれた点。
- 先生が熱意をもって教えてくれたところ。テーマがおもしろかった。裁判所見学に行けた。論文や発表が楽しかった。
- 演習の内容が比較的実生活で役に立つようなものばかりだったので、これからの日常生活を過ごすにあたって参考になった。
- みんなの発表+先生のプリントを通して基本的なところから借金について学べた点。
- 他の人たちよりも法律の勉強らしいことを多くできたこと。
- 考える力が前よりもついたと思う。図書館の使い方がわかったことはよかった。
- 法学をどうやって勉強していけばよいか分かった。
- 文献の調べ方を学んだ点。六法に多く触れた点。法的な関係の難解さに接した点。
- 説明がわかりやすいので、法律の勉強に対する抵抗感がなくなった。
改善を要すると思われる点
- 専門的な内容の話は、やはり難しかった。
- 教員による知識の補足が報告の後より前がよかった。
- 質問者が偏っていた点
- 90分という時間の制限があって短いと感じたときがあった。
- 中間論文の提出日をみんな一緒にしてほしいです。
- もう少し先生の説明をきく時間がほしかったです!
コアセミナーのテーマとしてふさわしいもの(教員による追加設問)
- コアセミナーのテーマとしてふさわしいもの。先生の専攻を生かした行政法関係のもの。
- 悪徳商法関係
- 「コアセミナーのテーマとしてふさわしいもの」行政法関係(〜省庁など)
- 刑法に関する事。法律は一年生にとってはあやふやでわけのわからないものです。そこで具体的な犯罪や刑法をテーマにすると良いと思います。
- 新聞にでるような身近なニュースを法の観点からみるようなもの
- 教育と法律(理由:教育や学校な大人にとっても子供にとっても私法にも公法にもつながっているから。)
- とっつきやすいテーマ(借金とかはベストだった)
- 憲法のあり方?
- 結婚や離婚をテーマにしたセミナーがあればぜひ受講したいです。
- 知的財産権について
- 裁判制度について
- 離婚問題
- 抽象的なものより借金とかみたいに、将来に役立つものがいいと思います。
- より身近なもの。
来年度の法政基礎演習Uでやってほしい内容(教員による追加設問)
- 先生の専攻を活かした行政法関係のもの。
- おもしろいのでお願いします。
- 行政法関係(〜省庁など)
- クーリングオフなど
- 改正を導いた判例(条理)について
- 結婚や離婚をテーマにしたセミナーがあればぜひ受講したいです。
- 知的財産権について
- 弁護士について
- 討論の場を多く設けてほしい。
- 殺人
- 金融に関することを今年につづいてやりたい。(より具体的な例を挙げながら)刑事事件関係もやりたい。
その他、感想・意見(自由記述)
- 非常に楽しかったです。そして非常にタメになりました。
- メールをいつしてもすぐ返信して下さってとても助かりました。ありがとうございました。あと、授業中にたまに先生のグチがきけたのがたのしかったです。
- メールで質問をさせていただいた時に、先生から即座に返信(アドバイス)をして頂きありがとうございました。
- 文献を調べる事も大変だったし、その調べた内容を整理して発表する事も難かしかったです。実際の発表を行う事で大学での勉強の大変さを思いしりました。
- 報告のために調べることなどが非常に多く大変だったが、そのぶん勉強できたし充実していたと思います。
- シラバスが詳しく書いてあってよかった。
- はじめは「大変そうだなあ」と思いましたが、先生も熱心に教えてくださるし、とても有意義な時間でした。また、勉強の仕方もわかって、友達もできてとても楽しかったです。
- 前期という短い間でしたが、有意義なコアセミナーでした。最初は発表したり論議することに不安を抱いていましたが、結構楽しかったです。発言することも苦手だったのですが、毎回発言していくうちに、発言力をつけることができたのではないかと思います。御指導ありがとうございました。
- 他の人たちの発表の中には耳にしない用語も多く難しい部分もあったけれど、自分で調べる力と文章を書く力はついたと思います。ゼミコンパがとても楽しかったです。3カ月間ありがとうございました!!
- 1年生の授業の中で、コアセミナーが一番楽しかったです。中間・最終論文も頑張ろうと思います。他のゼミの話を聞いてみたところ、論文を書くゼミは少ないようなので、このゼミを選んで本当によかったと思います。
- 前期で受講したどの授業よりも興味深く、金曜の4限目が楽しみでした。発表では全く上手くできず、質問攻めや厳しい批判を受けショックでしたが、今となってはそれが論文を作成する上で、また今後勉強していく上でとてもためになる経験だったと思えます。今回でこのコアセミナーが終了してしまうのは寂しいし、まだまだ今までの内容で消化しきっていない部分もありますが、これからの借金問題に対する“眼”を養えたんじゃないかとなと思います。本当にありがとうございました!!
- 先生の熱意が伝わってきていい授業だったと思います。
- 大変な時とか、難しい時もあったけど、全体を通してすごく楽しかったし、ためになりました。ありがとうございました。
担当教員所見
授業評価アンケートへのご協力ありがとうございました。今年度はコアセミナー担当2年目であったため,昨年度の反省を生かし,昨年度よりはスムーズな運営ができたと思います。人数が18名とやや多かったため,2グループに分けての討論を行うなど,なるべく発言の機会が増える工夫をしました。その際には,アドバイザーとして参加してくれた先輩(屋良君・友石さん)にも大変お世話になりました。
頂いたご意見は全て,今後のゼミ運営の参考にさせていただきます。以下,2つのご意見について現在考えていることを回答します。1つは,教員による補足がゼミ報告の後よりも前の方がよいというご意見です。たしかに知識面での理解を促進させるためにはその方がよいかもしれませんが,ゼミはゼミ生の報告が何より大切なので,報告の前に雑音を入れるべきではないと考え,現在は補足を最後にしています。もう1つは,コアセミナーのテーマとして担当教員の専門分野である行政法を生かすべきとのご意見です。こちらとしても願わくはそのようなテーマをとも思っておりますが,入学直後においては民事法の基本的な考え方や概念についての理解を,具体的な事例とともに深めることがより重要であるとの判断から,昨年度・今年度とも民事法を中心とするテーマ設定にしています。学部2年生向けの法政基礎演習Uを担当する際には,行政法を中心とするテーマにすることを検討したいと思います。