九州大学法学部 2010年度後期 学生による授業評価アンケート
基本情報
授業科目名: 法社会学
担当: 江口
回答数: 33
教員所見: なし
実施: 2011年1月20日
WEB公開:2011年4月4日
Ⅰ あなた自身について
(a)学年
設問
件数
構成比
法学部1年生
0
0.0%
法学部2年生
7
21.2%
法学部3年生
26
78.8%
法学部4年生以上
0
0.0%
その他
0
0.0%
合計
33
100.0%
(b)この授業の出席状況
設問
件数
構成比
全て/ほとんど出席した
15
45.5%
だいたい出席した
15
45.5%
あまり出席しなかった
3
9.1%
全く/ほとんど出席しなかった
0
0.0%
合計
33
100.0%
Ⅱ 授業に対する評価
(c)授業内容への興味
設問
件数
構成比
たいへん興味がもてた
15
45.5%
興味がもてた
16
48.5%
どちらともいえない
2
6.1%
あまり興味がもてなかった
0
0.0%
全く興味がもてなかった
0
0.0%
わからない
0
0.0%
合計
33
100.0%
(d)授業内容の理解
設問
件数
構成比
よく理解できた
5
15.2%
だいたい理解できた
16
48.5%
どちらともいえない
10
30.3%
あまり理解できなかった
2
6.1%
全く理解できなかった
0
0.0%
わからない
0
0.0%
合計
33
100.0%
②あまり理解できなかった
難しかったです
(e)授業内容の水準
設問
件数
構成比
適切だと思う
17
51.5%
だいたい適切だと思う
13
39.4%
どちらともいえない
2
6.1%
あまり適切ではないと思う
0
0.0%
全く適切ではないと思う
0
0.0%
わからない
1
3.0%
合計
33
100.0%
(g)教員の準備
設問
件数
構成比
よく準備している
19
59.4%
おおむね準備している
11
34.4%
どちらともいえない
2
6.3%
どちらかといえば準備が足りない
0
0.0%
全く準備が足りない
0
0.0%
わからない
0
0.0%
合計
32
100.0%
(h)教員の説明の仕方
設問
件数
構成比
たいへん分かりやすい
17
53.1%
分かりやすかった
11
34.4%
どちらともいえない
3
9.4%
分かりにくかった
0
0.0%
非常に分かりにくかった
0
0.0%
わからない
1
3.1%
合計
32
100.0%
(i)教員の話し方
設問
件数
構成比
聞き取りやすかった
24
75.0%
だいたい聞き取りやすかった
5
15.6%
どちらともいえない
3
9.4%
やや聞き取りにくかった
0
0.0%
非常に聞き取りにくかった
0
0.0%
わからない
0
0.0%
合計
32
100.0%
(j)板書・OHP・配付資料等の視覚的工夫の効果
設問
件数
構成比
効果があった
16
48.5%
おおむね効果があった
15
45.5%
どちらともいえない
2
6.1%
あまり効果はなかった
0
0.0%
全く効果はなかった
0
0.0%
わからない
0
0.0%
合計
33
100.0%
(k)この授業に対する総合的な評価
設問
件数
構成比
大変評価できる
20
60.6%
評価できる
8
24.2%
どちらともいえない
4
12.1%
あまり評価できない
0
0.0%
全く評価できない
0
0.0%
わからない
1
3.0%
合計
33
100.0%
③どちらともいえない
のれるときはのれました
④評価できる
マトリクスを用いた思考方法など物事の捉え方として参考になったから。
先生が生き生きしていたから
実定法を学ぶだけでは見えてこない、新たな視点が身についたから
⑤大変評価できる
おもしろいから
話し方がとても上手。聞いていて楽しく、講義の内容にも興味をもって集中することができた
扱う素材が広く、それを先生独自の視点で調理するのがとてもおもしろかった。
理解しやすく、楽しい講義だったため
「具体から抽象へ」という講義の流れが良かったため。
現代の社会と法の問題を知ることのできる唯一の講義だから
法律科目の講義のように、ギスギスした雰囲気で講義を受ける必要がないからです。漫然とした講義より、はるかに学生に資するものであると考えます。
通常の講議とは全く異なる観点で、この講議独自の内容だったため
あまり予備知識がない学生が、ある程度理解できるように、内容を工夫されていることはすごいと思います。
Ⅲ (l)教育目標・方針・方法等について①
少なくとも規範を無批判に受けとることはなくなったと思う。しかし、規範の背後にどのような理論があるかをきちんと説明できることは、まだかなり難しいと感じる。
こういう考え方、あるいは方法論があるのかと気付くことができて面白かった。
大丈夫だ…問題ない
今まで気にしていなかった事柄について思ってもいなかった視点や定義を知ることができたので、多角的な思考のきっかけは得られたように思われます。
色々な考え方を知ることが出来て面白かったと思います。
「なるほど!そういう多角的な考え方もあるのか!」と思える講義が多かったです。しかし自分でそういう思考をはたらかせる機会を自分からつかめない、ゆっくり考える習慣・時間づくりをしなければ…と思いました。
様々な人を例に挙げて、こんな考えもあるのかと毎回勉強になりました。フェミニストの人の話は特に興味深かったです。
手助けになりました。
ある物事について、これまで特に持たなかった新たな視点を取り入れられたような気がします。その意味では、多角的な思考を養えました。
今はまだ(勉強不足ということでしょうが)あまり実感できていません。授業中は問題について多角的に考えようと努力するのですが…。なかなか難しいです。
新たな視点がたくさんあることは一応実感できたが、その思考を実用できるかは、将来、実務の上で培っていく必要がある。
面白かったです。
法解釈論しかやってこなかったためか、目を見開かれる思いでした。社会問題、現象に対して一刀両断な解決策はないということを感じ、そこから、ある種のおもしろさを感じとれました。
多角的でフレキシブルな思考を身につけるきっかけや手がかりはつかめたと思う。
普段考えてもなかったこと(信頼や愛の仕組)や、漠然と疑問に感じていたこと(コミュニケーションのコード、モード)に、枠組や言葉が与えられていく過程に、非常に知的興奮(?)をおぼえた。実際にこれらの知識がこれから役に立つのかはともかく、自身の立ち位置や、周囲の世界(?)を認識するための区別を知ることは、自身の生き方を選択するさいの指針になるのではないかと思う。 法学についての講義の内容は、目からウロコでした。特に法と経済学!考えてみたら、単純で、そんなにおどろく内容ではないのかもしれないけど、正義と比較して話されると何か視界が開かれる思いがしました。
他の授業とは異なる視点から考察していけたのでおもしろかった。
区別を区別するということを常に授業でおっしゃっており、その区別の仕方というのを、身近でくだらない問題を例にとりながら、わかりやすく示されていたので、多角的な見方ができるようになった、または、しようと思うようになったということは実感しています。
教員の話を通じて、「聞く耳を持てる」ようになったと思う。
Ⅲ (m)教育目標・方針・方法等について②
法社会学に初めてふれる者としては、図式的な説明は分かりやすくとっつきやすかった。
抽象的にすぎて分からないことは多々あったが、抽象的なことを考えることはなかなかないのでそのための時間をとることは大事だと思う。
図がないとかなりキツイ部分もありました。
概念や思考形式など抽象的な内容を説明する際は図式された方が視覚的に内容が理解でき、他の類型との比較もしやすいため、図式的説明は良いと思います。
僕は具体的な話も好きです。なのでもう少し交えてほしかったと思います。
たまに今何の話をしているのか分からなくなることがあった
同人誌とかヤヲイ(?)についてまったく知らない人にとってはイメージがつかみにくい講義もあったのではないかと思います。
・抽象的だが、たくさん具体例が出てくるから、ついていきやすかった。 ・図式がとても勉強になりました。
身近な具体例を用いることもあり、問題はなかったように思えます。
わりと具体的で分かりやすかったです。
抽象的な部分もあったが、具体例を挙げるなどして頂いたので決して理解できないものではなかった。 また図式についても、直感的な理解に資するものであったと思う。
法社会学という学問自体が抽象的だと思うので、いたしかたないと思う。
ある程度は抽象的でもおもしろかったです。少なくとも、今期の講義の中に抽象すぎて、わからない、おもしろくないというものはなかったと思います。
私自身としては、この講義が法学部の授業で(受けた中で)最も楽しく刺激的なものだった。今のままで良いと思う。
図式的な手法は、法学部の講義の中ではめずらしく興味をひかれるものでした。
回によっては、多少、眠くなるときもありましたが…全体的にはあまり「苦」になりませんでした。
具体的な話より抽象的な話の方か個人的には好きなので、良かった(?)。と、いうより、どうせ講議で全て話せるものではないだろうから、ざっくりとした話でも全体を俯瞰して、見方を提示してくれる形式は、今後の自主学習(!)につながって非常にありがたいと思う。
具体的事例に即して講義をしていただいた方が(言うまでもないですが)理解しやすいです。
抽象的な話は好きだったので楽しめました。
抽象的な議論については、ある程度の予備知識が必要であると思われるものがあったので、次の回の予告などをする際に、「~について知っておいた方がいい」ということを教えていただければありがたいと思いました。
Ⅲ (n)教育目標・方針・方法等について③
関心が持てたもの:愛のシステム論、選好/見解
法とジェンダーについての講義は身につまされるような例が多く挙げられて実感を伴って聴くことができた。
関心持てたもの…エロ本規制
フリーライダーの問題には特に関心が持てました。
フリーライダー問題などの実際の社会問題についての講議が一番関心を持てた
関心がもてたもの ・マトリクスのつくり方 ・タバコを例にした問題
〔持てたもの〕 ・フリーライダー(授業の出席について) ・ゲーム理論を応用した話 ・フェミニストの話 〔持てなかったもの〕 ・第四クールの法の話
もてたもの フリーライダー問題
フリーライダー論は興味深かったです。 トリレンマの話も非常に楽しく聞くことができました。
“愛について”がいちばん関心がありました。体調不良のため受講できませんでしたが…。
「信頼」については非常に興味を持てました。
関心が持てたもの…エロ漫画規制 いまいち関心が持てなかったもの…フリーライダー問題(扱う期間が長すぎでした。)
関心がもてたもの…FR、法のパラドクス、愛のシステム論(笑) いまいち関心がもてなかったもの…法と経済学、ジェンダー
フリーライダー問題は、最初のテーマということもあり、身近なところにある問題で、とっつきやすく、関心がもてた。
「法的決定」と「市場決定」は特に関心がもてた
・申しわけないけれども、フェミ論は関心をもてなかった。 良くないと思いつつも、どうしても遠くの議論に見えてしまう。 ・「合意・手続・ルール」は、法全体を見通せる回でおもしろかた。
(ご多分に漏れず)フリーライダー問題、囚人のディレンマについて関心が持てました。 多方、後半で扱った解釈学の(ような)話にはあまり興味がもてませんでした。
法的思考様式とは何かというテーマについて特に関心が持てました。自分が今法学部で学んでいることが、いったいどういうものなのか、少し上から眺めてみることで、いつもとは違う世界が見えたような気がしました。
Ⅲ (o)教育目標・方針・方法等について④
話はおもしろいのだが、脱線が少し多いと感じた。やはり、レジュメでだした範囲まではきちんと進めてほしい。
試験・評価の方法についてはとても良いと思います。
出席カードを1人の生徒が何枚もとっていて、授業に出ていたのに出席カードが取れなかったことが2、3回あったので改善してほしい
出席カードは毎回提出させた方が、先生にとって楽なのではないか、と思いました。試験後にまとめて読むのは大変かな、と思い、どんどん感想を短く書くようにしました。
特に問題ないと思います。
いずれも良いと思います。 ただ、出席のとり方については改善の余地があるかと思います。
出席カードは人数分配る方法に変えた方がいいような気がします。
出席点をくれる講義はありがたいです…
予じめ提示してあることで良くも悪くも講義に取りくむ姿勢(力の入れ方)を決めることができた。 評価の方法等は、その理由も明示してあり、大変納得のいく内容で良かった。
少し、回ごとの緩急が激しくて、自分が何をやっているのかわからなくなってしまうことがあったように思う。振りかえってみれば、面白かったし、全体としての流れがあったのだなあとわかるのだけれど…。 あと、社会学の話と法社会学の話が混ざっていて(そもそも分けられるのかは知らんが)、どうなのかなあと整理に困る部分も。
出席がカードが1回あたり何点分に相当するのか明らかにしていただいた方が、学生たちにとっては利益も損失(?)も認識できる点で有用ではないでしょうか。
Ⅳ 授業・授業評価への質問・意見・感想
興味がもてて、とてもおもしろかったです。 半年間ありがとうございました。
本当にのれるかどうかの授業だなと思いました。
授業内容のプリントを配って頂けたので授業中の話の流れは追いやすかったのですが、若干読みづらく、プリントにメモがとりにくかったです。もう少し字のポイントを大きくして頂けるか、余白を作って頂けると資料が使いやすくなるのではないかと思います。
面白かったです。 単位が欲しいです。
プリントの印刷の仕方をブックレット方式にしてほしい。
レジュメをブックレット方式で印刷してほしいです。
面白い授業でした。 今まで受けた中で一番面白い先生で面白い授業
半年を通して、非常に楽しい講義をうけることができました。
最高の講義でした。ありがとうございます。 ここで学んだことを将来いつか活かせたらいいなと思います。
全体を通じて、いろんな局面を別視点で見ることができ、おもしろかったです。先生の進め方(キャラ!?)も一役あったのではと思います。
少年ジャンプの位置づけはちょっとしっくり来ないですなあ。確かに、オタク嫌悪の作家さんたちも多そうですが、最近は「友情・努力・勝利」の色は薄くなってきている気がします。「少年ジャンプ」とカッコつきぐらいがいいと思われる。 授業のネガティブキャンペーンは、過度にならない方が良いのかなあとも思いました。もちろん、言葉通りに受けとる人はいない(多分…)のだろうけど、ちょっと志気?が下がってるのかも。オモロイなあ、周りの皆と話してみたい内容だなあ、と思っても、みな寝てたり、授業サボってたりしていて、非常に不服!
素晴らしい講義でした。他者に寛容にならなければいけないと感じました。