九州大学法学部 2010年度前期 学生による授業評価アンケート

基本情報

Ⅰ あなた自身について

(a)学年

設問 件数 構成比
法学部1年生 0 0.0%
法学部2年生 12 37.5%
法学部3年生 8 25.0%
法学部4年生以上 9 28.1%
その他 3 9.4%
合計 32 100.0%
⑤その他

(b)この授業を履修した理由は何ですか

設問 件数 構成比
単位取得のため 17 43.6%
政治学に興味があったから 14 35.9%
国際政治に興味があったから 8 20.5%
その他 0 0.0%
合計 39 100.0%

(c)この授業の出席状況

設問 件数 構成比
全て/ほとんど出席した 24 75.0%
だいたい出席した 7 21.9%
あまり出席しなかった 1 3.1%
全く/ほとんど出席しなかった 0 0.0%
合計 32 100.0%

Ⅱ 授業に対する評価

(d)授業内容への興味

設問 件数 構成比
たいへん興味がもてた 8 25.0%
興味がもてた 19 59.4%
どちらともいえない 3 9.4%
あまり興味がもてなかった 2 6.3%
全く興味がもてなかった 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 32 100.0%

(e)授業内容の理解

設問 件数 構成比
よく理解できた 5 15.2%
だいたい理解できた 22 66.7%
どちらともいえない 5 15.2%
あまり理解できなかった 1 3.0%
全く理解できなかった 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 33 100.0%
②あまり理解できなかった
③どちらともいえない

(f)授業内容の水準

設問 件数 構成比
適切だと思う 20 60.6%
だいたい適切だと思う 11 33.3%
どちらともいえない 1 3.0%
あまり適切ではないと思う 1 3.0%
全く適切ではないと思う 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 33 100.0%

(g)授業内容の水準が適切でない理由

(f)で④余り適切ではない、又は⑤全く適切でないと回答した人のみ
設問 件数 構成比
内容が高度すぎる 1 100.0%
内容が簡単すぎる 0 0.0%
内容に関心がもてない 0 0.0%
その他 0 0.0%
合計 1 100.0%

(h)この授業を通じて国際社会についての理解が深まりましたか

設問 件数 構成比
大変深まった 9 27.3%
深まった 19 57.6%
どちらともいえない 4 12.1%
あまり深まらなかった 0 0.0%
全く深まらなかった 0 0.0%
わからない 1 3.0%
合計 33 100.0%
③どちらともいえない
④深まった
⑤大変深まった

(i)この授業ではウェブ学習システムを導入しましたが、授業内容を理解する上で役立ちましたか

設問 件数 構成比
非常に役立った 6 18.8%
役立った 12 37.5%
どちらともいえない 8 25.0%
あまり役立たなかった 5 15.6%
全く役立たなかった 1 3.1%
利用しなかった 0 0.0%
合計 32 100.0%

(j)ウェブ学習システムにどの程度の頻度でログインしていましたか

設問 件数 構成比
毎日 0 0.0%
週に3回以上 5 15.2%
週に2回程度 13 39.4%
週に1回程度 11 33.3%
週に1回未満 4 12.1%
ほとんどログインしなかった 0 0.0%
合計 33 100.0%

(k)あなたはウェブ学習システムをどのように評価しますか

設問 件数 構成比
大変評価できる 8 24.2%
評価できる 14 42.4%
どちらともいえない 7 21.2%
あまり評価できない 2 6.1%
全く評価できない 1 3.0%
わからない 1 3.0%
合計 33 100.0%
⓪わからない
②あまり評価できない
③どちらともいえない
④評価できる
⑤大変評価できる

(l)あなたは授業時のビデオ教材をどのように評価しますか

設問 件数 構成比
大変評価できる 14 43.8%
評価できる 13 40.6%
どちらともいえない 4 12.5%
あまり評価できない 0 0.0%
全く評価できない 0 0.0%
わからない 1 3.1%
合計 32 100.0%
⓪わからない
③どちらともいえない
④評価できる
⑤大変評価できる

(m)課題の水準についてお尋ねします

設問 件数 構成比
難し過ぎる 1 3.1%
やや難しい 15 46.9%
適度な水準である 15 46.9%
やや易しい 1 3.1%
易し過ぎる 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 32 100.0%

(n)あなたは課題をどのように評価しますか

設問 件数 構成比
大変評価できる 6 19.4%
評価できる 19 61.3%
どちらともいえない 5 16.1%
あまり評価できない 1 3.2%
全く評価できない 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 31 100.0%
③どちらともいえない
④評価できる
⑤大変評価できる

(o)教員の準備

設問 件数 構成比
よく準備している 24 75.0%
おおむね準備している 8 25.0%
どちらともいえない 0 0.0%
どちらかといえば準備が足りない 0 0.0%
全く準備が足りない 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 32 100.0%

(p)教員の説明の仕方

設問 件数 構成比
たいへん分かりやすかった 12 37.5%
分かりやすかった 16 50.0%
どちらともいえない 3 9.4%
分かりにくかった 1 3.1%
非常に分かりにくかった 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 32 100.0%

(q)教員の話し方

設問 件数 構成比
聞き取りやすかった 22 68.8%
だいたい聞き取りやすかった 10 31.3%
どちらともいえない 0 0.0%
やや聞き取りにくかった 0 0.0%
非常に聞き取りにくかった 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 32 100.0%

(r)板書・OHP・配付資料等の視覚的工夫の効果

設問 件数 構成比
効果があった 13 40.6%
おおむね効果があった 17 53.1%
どちらともいえない 2 6.3%
あまり効果はなかった 0 0.0%
全く効果はなかった 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 32 100.0%

(s)この授業に対する総合的な評価

設問 件数 構成比
大変評価できる 12 40.0%
評価できる 17 56.7%
どちらともいえない 1 3.3%
あまり評価できない 0 0.0%
全く評価できない 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 30 100.0%
③どちらともいえない
④評価できる
⑤大変評価できる

(t)履修した他の政治系科目と比べて、この授業で感じた印象

(u)この授業の良かった点

(v)この授業で改善を要する点

Ⅳ授業・授業評価への質問・意見・感想

担当教員所見

 皆さん、授業評価アンケートお疲れ様でした。初回講義で説明したように、本講義では政治学それ自体というよりも、政治学という知の営みを成り立たせている「条件」を検討することに多くの時間を割きました。同時に、観点の多元性―丸山眞男的に言うならば、同一の事象についての複数の「スポットライトのあて方」を比較すること―をこの講義では大きな狙いとしてきました。この点については概ね達成されていたのではないかと思います。以下、応答責任が生ずると考えられる範囲で回答・または所見を述べます。

●まず沢山ご指摘のあったパワーポイントについてですが、私にとってはほぼ板書の代わり(つまり時間の節約という効果)で、あまり「見易さ」・「分かり易さ」という観点は追求していませんでした。来年度以降改善に努めたいと思います。
*但し、「分かり易さ」という要素を追求し過ぎると、本来は複雑な事象を過度に単純化するという操作をせざるを得なくなるので、私としてはそれがやや気がかりです。

●WCTが使い難いという意見は私も同感ですが、直ちに改善することは難しいので、(今年は個別に対応していましたが)WCTを利用せずとも授業に取り組める選択肢(レジュメ、課題等)を用意した方が良いと感じました。

●講演会(加点処置)の出欠に関して、ご意見はごもっともです。ただ授業に出る/出ないというのは、あくまでも学生さん各自の自発的なご判断に拠るものなので、教員の側からその判断に介入することは適切ではないと考えます。つまり、こちらとしては機会を提供し、その機会をどのように用いるかは学生さん各自の自主性に委ねる、というのが私の考え方です。

●課題については概ね肯定的な意見が多かったように感じました。成績評価の「客観性」・「公平性」という点で私は人後に落ちないつもりですが、他方で個別的にコメントを提示するという性質上、評価という側面よりも「説得」という側面が強くなります―したがって、講評・コメントについても反証可能性が伴わなければならないと考えます。この点については授業を通じて広くご理解いただけたものと存じます。どなたかも書いていましたが、政治学に限っては自発性に基づく説得と納得―強制や誘導ではない―という契機は非常に重要であると思います(説得というのは拒否し得るものでなければなりません)。
*「講義のあり方」についての私の立場は、一応ウェーバーの価値自由論を模範としています(矮小化され、ミスリードされていることが多いとは思いますが…)。

●授業とビデオ教材との関連ですが、授業の内容に見事に合致したビデオ教材というのがあまりない、というのが実情です。ただ、授業で概念を学び、ビデオ教材で現実を見るというのはそれ自体有意義だと思いますし、厳密な意味での両者の関連性はあまり意識することもないのではないか…という気もします。「人の顔」が見えなくなるようなドライな権力分析に傾斜することを避けつつ、かといってナイーブな「勧善懲悪」型図式(またはある種のセンチメンタリズム)に陥らないように、様々な側面から問題を考察するという趣旨からすると講義と視聴教材のブレンドというのは、(多少、関連性は犠牲にしたとしても)それなりに学習目的に資するものではないかと思います。

●10分間のビデオ教材の視聴というのは今年から始めた試みでした。法学政治学というのは「正しさ」についての学問です(勿論、それを肯定するか、否定するか、どのような立場からどのように論じるのかというのは人それぞれです)。しかし、「正義」が私たちを暴力から解放してくれない時があります。それは時として私たちを暴力のとりこにします―他のどんなものがとりこにできるよりもひどい仕方で…。何かに、または誰かに責任を求めることはできないこともあります。責任を求められるとすれば、そこには人の心を支配する不寛容さ、人間を血に飢えた狼に変えてしまう憎しみの連鎖があります。勿論、現実から乖離した机上の空論は避けなければなりませんが、同時に「何か行動を起こさなければならない」と迫られて安易で思慮の欠けた行動を選択するのもあまり意味がありません。授業を通じて、かかる国際社会の重層性・多様性(そのジレンマと問題解決の難しさ)を皆さんと一緒に考察できたのではないかと思います。

半年間お疲れ様でした。