九州大学法学部 2013年度前期 学生による授業評価アンケート

基本情報

Ⅰ あなた自身について

(a)学年

設問 件数 構成比
法学部1年生 0 0.0%
法学部2年生 4 6.0%
法学部3年生 34 50.7%
法学部4年生以上 12 17.9%
その他 17 25.4%
合計 67 100.0%
⑤その他

(b)この授業の出席状況

設問 件数 構成比
全て/ほとんど出席した 40 59.7%
だいたい出席した 23 34.3%
あまり出席しなかった 4 6.0%
全く/ほとんど出席しなかった 0 0.0%
合計 67 100.0%

Ⅱ 授業に対する評価

(c)授業内容への興味

設問 件数 構成比
たいへん興味がもてた 8 11.9%
興味がもてた 39 58.2%
どちらともいえない 15 22.4%
あまり興味がもてなかった 4 6.0%
全く興味がもてなかった 1 1.5%
わからない 0 0.0%
合計 67 100.0%

(d)授業内容の理解

設問 件数 構成比
よく理解できた 10 14.9%
だいたい理解できた 42 62.7%
どちらともいえない 12 17.9%
あまり理解できなかった 2 3.0%
全く理解できなかった 0 0.0%
わからない 1 1.5%
合計 67 100.0%
②あまり理解できなかった

(e)授業内容の水準

設問 件数 構成比
適切だと思う 18 26.9%
だいたい適切だと思う 27 40.3%
どちらともいえない 15 22.4%
あまり適切ではないと思う 5 7.5%
全く適切ではないと思う 1 1.5%
わからない 1 1.5%
合計 67 100.0%

(f)授業内容の水準が適切でない理由

(e)で②あまり適切ではない、又は①全く適切でないと回答した人のみ
設問 件数 構成比
内容が高度すぎる 0 0.0%
内容が簡単すぎる 6 100.0%
内容に関心がもてない 0 0.0%
その他 0 0.0%
合計 6 100.0%

(g)教員の準備

設問 件数 構成比
よく準備している 29 43.3%
おおむね準備している 28 41.8%
どちらともいえない 6 9.0%
どちらかといえば準備が足りない 3 4.5%
全く準備が足りない 1 1.5%
わからない 0 0.0%
合計 67 100.0%

(h)教員の説明の仕方

設問 件数 構成比
たいへん分かりやすい 13 19.4%
分かりやすかった 33 49.3%
どちらともいえない 13 19.4%
分かりにくかった 8 11.9%
非常に分かりにくかった 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 67 100.0%

(i)教員の話し方

設問 件数 構成比
聞き取りやすかった 29 43.3%
だいたい聞き取りやすかった 24 35.8%
どちらともいえない 9 13.4%
やや聞き取りにくかった 5 7.5%
非常に聞き取りにくかった 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 67 100.0%

(j)板書・OHP・配付資料等の視覚的工夫の効果

設問 件数 構成比
効果があった 15 22.7%
おおむね効果があった 20 30.3%
どちらともいえない 20 30.3%
あまり効果はなかった 9 13.6%
全く効果はなかった 2 3.0%
わからない 0 0.0%
合計 66 100.0%

(k)この授業に対する総合的な評価

設問 件数 構成比
大変評価できる 8 12.1%
評価できる 37 56.1%
どちらともいえない 10 15.2%
あまり評価できない 10 15.2%
全く評価できない 1 1.5%
わからない 0 0.0%
合計 66 100.0%
①全く評価できない
②あまり評価できない
③どちらともいえない
④評価できる
⑤大変評価できる

Ⅲ (l)教育目標・方針・方法等について①

Ⅲ (m)教育目標・方針・方法等について②

Ⅳ 授業・授業評価への質問・意見・感想

担当教員所見

 私の拙い講義に7割近くの人が「評価できる」と温かい視線を向けていただき感謝しています。西日本新聞社から九州大学に出向するまでに教員経験がないことを考えると、ありがたい結果と言えるかもしれません。ただ、どうしても2割近い「評価できない」とする厳しい意見があることが頭から離れません。私の無力さを痛感しています。「研究者の学説のように論理立てた根拠に乏しい」「内容が薄い」「脱線が多すぎる」「時事ニュースの説明は不要」…。第1回の講義で私の経歴、私が講義に取り組む姿勢、私の手法について説明したつもりでしたが、多くの皆さんに通じていなかったと反省しました。とりわけショックだったのは「一方的で偏った意見がとても多く、物事をみる視点に中立性が欠けている」「講義内容への反論が(出席カードなどで)出しにくい」との意見でした。私は新聞記者なので自分の意見ははっきり言うことにしています。しかし、それを受講生に押しつけるつもりは全くありません。出席カードに書かれた意見や質問は私への反論も含めて紹介したつもりです。いろいろな考えがあっていいと思いますし、私の考えもその中の一つとして、受講生の皆さんが自分で考える素材にしてもらえればと思っていますが、そういう姿勢も十分に理解していただけなかったことに私の力量不足を感じました。ただ私は研究者ではないので、一夜漬けの理論や学説を振り回すことはできません。私にはこれまでの取材経験しかありません。ないないづくしですが、理論だけでは動かない現実の一断面を伝えることはできると思います。そこを伝える力が足りなかったと思います。私が指導するゼミの学生に聞いてみたところ「新聞記事や取材経験など現場の感覚を重視する講義手法に、理論がないと不安になりがちな学生が戸惑っているのではないか」との意見も聞きました。講義手法などガイダンス的な説明は、なぜ分権改革が必要なのかという点も含めて、これまで最初の講義1回で済ましていましたが、前期の出席状況をみると1回目の講義に欠席している受講生が多いことも考え合わせ、今後は中盤でもう1回ガイダンスをしてみようと思います。とはいえ全く同じ内容では毎回出席している受講生からは「同じことの繰り返し」と不満がでるので、工夫してみたいと考えています。「なぜ分権改革が必要なのかも分からなかった」という批判もショックでした。前期講義では分権改革の歴史をたどる中で何度か、その説明をしたつもりでしたが、一段と丁寧な説明をしていこうと考えています。同時に疑問点があれば、講義の後などにすぐ聞けるような雰囲気づくりにも努力したいと思いました。講義の後でも研究室でも私はいつでも対応したいと考えています。最後に「遅刻者への対応が甘い」との指摘についてです。一度、ほとんど2限目間際に来た学生にちょっと注意したことがありました。その受講生から「病院に行っていました」と言われた様子を見ておられた人も多いと思います。私は「しまった。あんなこと言わなければよかった」と反省しました。病院に行っても、それでも少しでも講義を受けに来てくれたとしたら、むしろありがたいと思わなければいけないのではないか。欠席や遅刻にも理由が存在する場合があります。それで就活や実習、病気などの理由があれば欠席届を出してほしいと言いました。それが効果ある対応になったのかどうかは分かりません。遅刻を減らすにはどうしたらいいか、さらに考えていきたいと思います。「遅刻をしてはもったいない」と思わせるほど、すべての人を満足させられる講義ができれば一番良いのでしょうが…。