九州大学法学部 2013年度後期 学生による授業評価アンケート

基本情報

Ⅰ あなた自身について

(a)学年

設問 件数 構成比
法学部1年生 0 0.0%
法学部2年生 15 40.5%
法学部3年生 7 18.9%
法学部4年生以上 8 21.6%
その他 7 18.9%
合計 37 100.0%
⑤その他

(b)この授業の出席状況

設問 件数 構成比
全て/ほとんど出席した 24 64.9%
だいたい出席した 11 29.7%
あまり出席しなかった 2 5.4%
全く/ほとんど出席しなかった 0 0.0%
合計 37 100.0%

Ⅱ 授業に対する評価

(c)授業内容への興味

設問 件数 構成比
たいへん興味がもてた 5 13.5%
興味がもてた 25 67.6%
どちらともいえない 5 13.5%
あまり興味がもてなかった 2 5.4%
全く興味がもてなかった 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 37 100.0%

(d)授業内容の理解

設問 件数 構成比
よく理解できた 9 24.3%
だいたい理解できた 19 51.4%
どちらともいえない 9 24.3%
あまり理解できなかった 0 0.0%
全く理解できなかった 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 37 100.0%

(e)授業内容の水準

設問 件数 構成比
適切だと思う 12 32.4%
だいたい適切だと思う 17 45.9%
どちらともいえない 5 13.5%
あまり適切ではないと思う 3 8.1%
全く適切ではないと思う 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 37 100.0%

(f)授業内容の水準が適切でない理由

(e)で②あまり適切ではない、又は①全く適切ではないと回答した人のみ
設問 件数 構成比
内容が高度すぎる 0 0.0%
内容が簡単すぎる 3 100.0%
内容に関心がもてない 0 0.0%
その他 0 0.0%
合計 3 100.0%

(g)教員の準備

設問 件数 構成比
よく準備している 24 66.7%
おおむね準備している 11 30.6%
どちらともいえない 1 2.8%
どちらかといえば準備が足りない 0 0.0%
全く準備が足りない 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 36 100.0%

(h)教員の説明の仕方

設問 件数 構成比
たいへん分かりやすかった 9 24.3%
分かりやすかった 22 59.5%
どちらともいえない 5 13.5%
分かりにくかった 1 2.7%
非常に分かりにくかった 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 37 100.0%

(i)教員の話し方

設問 件数 構成比
聞き取りやすかった 19 51.4%
だいたい聞き取りやすかった 13 35.1%
どちらともいえない 4 10.8%
やや聞き取りにくかった 1 2.7%
非常に聞き取りにくかった 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 37 100.0%

(j)板書・OHP・配布資料等の視覚的工夫の効果

設問 件数 構成比
効果があった 11 31.4%
おおむね効果があった 17 48.6%
どちらともいえない 5 14.3%
あまり効果はなかった 1 2.9%
全く効果はなかった 0 0.0%
わからない 1 2.9%
合計 35 100.0%

(k)この授業に対する評価

設問 件数 構成比
大変評価できる 9 25.0%
評価できる 16 44.4%
どちらともいえない 9 25.0%
あまり評価できない 2 5.6%
全く評価できない 0 0.0%
わからない 0 0.0%
合計 36 100.0%
②あまり評価できない
③どちらともいえない
④評価できる
⑤大変評価できる

Ⅳ 授業・授業評価への質問・意見・感想

担当教員所見

半年間、拙い講義を受講していただき感謝しています。多くの受講生が興味を持って講義に参加していただいたことが分かり、ありがたく思いました。毎回、評価をいただいたときに思うことですが、政治や地方自治に関する関心度には大きな開きがあります。どちらに合わせて講義をするか、とても悩みます。私が担当する講義は法学部以外の学生や留学生も数多く受講しており、従来はあまり関心を持っていなかった学生にも分かりやすく説明することを心がけてきました。そうすると必ず「物足りない」「簡単すぎる」という指摘をいただいてしまいます。2014年度は関心の高い学生にも一段と興味を持ってもらえるよう、講義の内容を少し変えようと思っています。
「自分とは違う意見を理解した方がいい」という指摘には少し反論します。私は自分の意見ははっきり言いたいと思っています。新聞記者としても入社以来、可能な限り、自分の考えは記事に書いてきたつもりです。それに反対の意見があるのは当然です。実際に読者や社内から激しい批判を受けることも多々あります。意見の対立があるのは、成熟した市民社会の中で当然のことです。学生の皆さんが私の意見に反論を述べるのも当たり前です。逆に学生の意見に私が反論することも認めていただきたいのです。だからと言って、私の意見が必ず正しいとは限らないということも私は理解しています。私は出席カードに書かれた学生の意見や疑問を講義に生かしたいと思っています。こういう意見があり、逆にこんな意見もあり、私はどう考えているかということを示して、ほかの多くの学生にも考えてもらいたいと思って、紹介しています。「皆の前で批判された」という意見もありましたが、出席カードの氏名は明らかにしていません。これは当然のことです。もちろん出席カードに反論を書いたからといって成績には無関係です。講義のガイダンスで「出席カードを通して教室内で議論をしたい」と話しました。反論は大歓迎ですし、それに対する私の意見も言いますし、ほかの受講生も議論に参加してほしいと思います。
ただ、私の意見を理解してもらおうと思う余り、言葉が強くなったときがあったことは反省しています。学生には「上から目線はやめろ」と言いながら、私自身が学生から「上から目線で意見を言っている」「本音が書けない」と思われていたことは大変な反省材料です。これからは、もっと論議が活発化するよう、やさしい言葉で反論するよう心がけます。
私の言葉が特に強くなったのは、前期も含めて、授業ノートをみると①地方自治体や住民には自治の能力はない。任せていたら国家としての一体感が失われる②過疎地対策は非効率なので、都市部の開発に専念した方がいい③アジアとの地域間交流を進める九州の取り組みは国家の方針にあっていないのでやめるべきだ④女性の社会進出や高齢者のボランティア参加は男子新卒者の雇用を減らすだけだ―という意見に対してでした。これらの意見は、私にとって「同意できる」と思うことが可能なものではありません。「教育委員会は必置でなければならないのか」「道州制は分権改革に当たるのか」といった問題とは明らかに性質が違っています。同意はできませんが、そういう意見があることは理解しました。ただ、そうした意見に対して、ほかの学生からも批判的な声が出たため、孤立無援のような気持ちになってしまったのかもしれません。そこでとどめるのではなく、さらに議論が発展する工夫を今後はしていきたいと思います。