履修条件 |
がんばる人に受講してほしい。 |
授業の目的 |
日本の社会がグローバル化する中で、 わが国で問題になる法律問題に日本の法律が常に適用される、 という無意識の前提はもはや通用しない。 福岡ドームが、 破綻した金融機関が、 外国資本に買収され、 他方外国人観光客を誘致するキャンペーンが展開されていく中で、 法律を適用することとはそもそもどういうことなのか、 を考えざるを得ない。 本演習では、 グローバル化する中で 「法律を適用して紛争解決する」 ための基礎を理解することを目的とする。 |
授業の概要・計画 |
国際私法とは、 取引や家族関係が国際的な性格を持つ場合に、 それを処理する際の道筋をつけるための基礎となる法律である。 それは民法、 商法、 民事訴訟法、 国際法といった法律分野と接点をもち、 おおきい広がりを持つ。 現在、 この法律の改正作業が進行中であり、 今後諸方面に影響を及ぼすものと思われる。 そこで、 本演習では、 1) 第一にこの法律分野の基本構造を学び、 2) 第二に改正作業の展開を追いかけ、 3) この分野の最新判例を用いつつ分析することで応用力を身につけること、 を目指す。 |
授業の進め方 |
判例については参加者による報告を前提とするが、 基本的には、 質疑応答形式を中心とする。 |
教科書・参考書等 |
沢木敬郎・道垣内正人 「国際私法入門」 第4版 (有斐閣)、 改正作業に関するペーパー、 判例については当方で準備する。 |
成績評価の方法・基準 |
試験は行わない。 出席、 発表、 議論への参加等を総合的に考慮する。 |
その他(質問・相談方法等) |
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過去の授業評価アンケート |
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