法政基礎演習 II

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
法政基礎演習 II
標準年次
2
講義題目
中国法入門
開講学期
前 期
担当教員
洪 英
単位数
2単位
教  室
209
科目区分
入門科目
履修条件
中国・中国法に関心のある学生や国際的な法律問題に興味がある方を歓迎します。
授業の目的
(1)日中関係は、中国のWTO加盟もあって、人と財の両面で今後ますます緊密な関係を持つことになります。本講義は、中国法についての基礎的知識を学び、現代中国法を概観することによって、現代中国法への接近方法、さらには現代中国法の全体的印象を得るための手掛かりを提供することを目的とします。
(2)報告やレジュメの作成方法など、プレゼンテーションの仕方を身につけること、文献を探索・利用するノー・ハウを確立すること、自分の意見を明確に他者に伝え、議論する力を身につけることを目的とします。
授業の概要・計画
中国は社会主義国家を堅持しながら、改革開放を推進し、市場経済制度を大胆に採り入れています。このような中国において、いかなる法制度が展開されているか、現代中国社会における法体制全般を体系的に紹介しながら、その法整備におけるさまざまな課題を検討していきたいと思います。一方、皆さんの要望も随時取りいれ、ともに関心のあるところに焦点をあてて、一緒に探究します。
具体的には以下の内容を予定しています。(1)憲法、(2)行政法、(3)刑法、(4)民法、(5)経済法、(6)司法制度。
上記6つのテーマについて、二週間に一つのペースで検討していきます。
授業の進め方
第一回目の授業では、自己紹介、授業の進め方、レジュメの作り方や資料収集の方法及び報告の方法などについて、オリエンテーションを行います。
第二回目以降は、一つのテーマを二週にわたって取り扱います。第一週目に、教官によるプレゼンテーション、質疑応答を行います。即ち、テキストに沿って入門的な文献をもとに、中国の法体制の特徴や基本的情報を紹介し、基本的なことを学習します。第二週目に、学生よる報告と議論を行います。学生による報告に関しては、テーマの具体性を要求します。報告者は報告内容をレジュメにまとめ、詳しく報告した後、参加者全員でそのテーマについて議論します。
教科書・参考書等
木間正道・鈴木賢・高見澤磨著『現代中国法入門[第2版]』(有斐閣、2003年)
その他参考資料についてはプリントして配布する予定です。
成績評価の方法・基準
出席、報告、議論への参加などによって評価します。
その他(質問・相談方法等)
質問は随時受け付けます。特に、報告の前には必ず一度は教員と連絡を取って、発表内容について相談してください。
電子メールでの質問や連絡はhongying1967@msn.comまで
過去の授業評価アンケート