履修条件 |
特になし。 |
授業の目的 |
この講義では、日本の統治の基本的で最高の法である憲法の概要を伝え、これを理解し、共に憲法上の問題を考える観点を修得することを目的とする。 |
授業の概要・計画 |
(授業の概要) 興味深い映像資料、新聞記事、判例その他を利用しながら、日本国憲法の全体像と現在の主要な課題・論点がわかるようにする講義とする。
(授業計画) 第1回:テレビ番組ビデオによる日本の三権分立:憲法学への誘い、 第2回:記録映画『日独裁判官物語』から、日本の司法の現状を考える、 第3回:戦後改革と憲法:『二つの戦後』と憲法、憲法前文、 第4回:基本的人権総論:『情報公開請求権』を素材に、 第5回:憲法の意味と歴史、 第6回:憲法と平和・有事三法、 第7回:基本的人権の原理、 第8回:包括的基本権と法の下の平等、 第9回:精神的自由権―内心の自由と表現の自由、 第10回:経済的自由権と人身の自由、 第11回:社会権、及び、基本的人権の限界、 第12回:統治機構と権力分立(司法問題を含む)、 第13回:地方自治権の中身を問う、 第14回:(時間があれば)違憲立法審査権、憲法改正、抵抗権 |
授業の進め方 |
教科書の全部を通して講義をすることは、ある点では無意味なので、講義回数も考慮して、重要なテーマを取り上げ、重点的に論ずる。視聴覚教材も多数用いる。講義終了後、毎回、出席カードにその日の質問、感想、日頃の疑問などを自由に書いてもらう。期末試験の採点時には、合否の境界上の答案については、本カードを1人ごとにまとめたものを参考にして採点する。 |
教科書・参考書等 |
芦部信喜『憲法〔第3版〕』(岩波書店、2002年) |
成績評価の方法・基準 |
期末に筆記試験を行う。 |
その他(質問・相談方法等) |
大学院生の履修可能性については、各学府の学生掛等に問い合わせて欲しい。法学部の学部生は高年次(3年生以上)のみ履修可。法学府の院生は担当教員の許可を得た上で学生掛に申し出ること。 |
過去の授業評価アンケート |
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