刑事訴訟法

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
刑事訴訟法
標準年次
3・4
講義題目
刑事訴訟法
開講学期
前 期
担当教員
大出 良知
単位数
4単位
教  室
(8/30,31,9/2,3…中講、9/13,14,16,17…工学部防音101教室)
科目区分
展開科目
履修条件
授業の目的
刑事訴訟手続の流れ全体を鳥瞰しながら、手続運用の実際を踏まえて、刑事訴訟の原理・原則の意味を考えていくことを目的にしている。
授業の概要・計画
《授業の概要》
 刑事訴訟手続は、犯罪発生を認知したところからはじまり、犯人の特定・処罰に向けた証拠の収集や被疑者特定のための捜査、裁判による犯人の確定へと進んでいく。すなわち、刑事訴訟手続が、刑罰権を実現するための手続きであることはいうまでもない。しかし、何故法律(刑事訴訟法)が詳細に手続きを規定しているかといえば、それは強制力の行使を伴う手続が恣意的に運用されたり誤って運用されたりすることを避けるためである。それゆえ、強権の行使による人権侵害を回避するために刑事訴訟手続があるといってもよい。この刑事訴訟手続の存在意義を手続の実際に即して様々な角度から確認していくことにする。
《授業計画》
 まず最初に、実際の刑事裁判の判決を読むことで刑事訴訟法を学ぶことの意味を考えてもらいたい。その後順次、手続の概要、刑事訴訟の歴史について検討した上で、手続各論にはいることにする。具体的には、捜査、公訴、公判の主要論点について手続運用の実際を踏まえて検討していく。手続の実際を検討するにあたっては、できれば新聞、ビデオテープ等も使用することにする。

授業の進め方
 一方的に講義するという授業形式はとらず、受講生にも積極的に参加してもらい、双方向の授業を行う。授業の進め方、単位認定の方法等の詳細については、第一回目の授業の際に告知するので、受講希望者は必ず第一回目の授業に出席するようにしてもらいたい。
教科書・参考書等
村井敏邦編著 『現代刑事訴訟法(第2版)』(三省堂)
成績評価の方法・基準
その他(質問・相談方法等)
過去の授業評価アンケート