国際政治学演習

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
国際政治学演習
標準年次
3・4
講義題目
国際政治学演習(沖縄県の米軍基地問題の課題)
開講学期
通 年
担当教員
石田・溜 正治・政仁
単位数
4単位
教  室
304
科目区分
展開科目
履修条件
 沖縄の基地問題について、 積極的に議論する意欲を求める。
授業の目的
 沖縄県の基地問題は、 この10年大きな転機を迎えている。 この状況を踏まえ、 沖縄県が政府に強く求めてきている米軍基地問題の目に見える解決方法について日米地位協定の見直し要望等を中心に、 沖縄の米軍基地がこれまでの住民生活に及ぼしてきた諸問題の現状と住民からの要求について検証し、 日米安保体制下での米軍のあり方について検討する。  
授業の概要・計画
 沖縄県の提出した日米地位協定改定要望を中心に、 沖縄県の米軍基地から派生してきた様々な問題の過去における経緯、 住民等からの要望, 行政側の対応等について検証し、 日本政府及び米国政府及び米国政府の対応の状況について検討する。 沖縄県の要求している、 更なる基地の整理縮小、 日米地位協定の見直し等今後の展開の可能性を、 今日的課題として検証する。
 1 基地から派生する諸問題の現状と課題
  (1)環境問題 
  (2)演習・訓練等に伴う諸問題
  (3)米軍人等の公務外の事件・事故
  (4)その他の問題
 2 沖縄県の基地問題への対応
  (1)基地被害に対する行政側の対応
  (2)基地関係協議組織
 3 沖縄県の日米地位協定の改定要望
  (1)日米地位協定
  (2)日米地位協定の見直し要請・経緯
  (3)日米地位協定見直し要請の結果等
 4 米軍基地の整理縮小
  (1)SACO合意等の基地に整理縮小の現状
  (2)更なる基地の段階的整理縮小
授業の進め方
 上記の項目について講師が若干の資料と解説を加える。 その資料に基づき各々がテーマを設定し、 資料収集、 分析を踏まえ討論等を行う。
教科書・参考書等
 演習時に紹介、 指示する。
成績評価の方法・基準
 演習における報告、 議論及び興味あるテーマについての小論文による。
その他(質問・相談方法等)
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