アメリカで働く人々の労働条件や生活はどのような法制度によって守られているのだろうか。 グローバリゼーションの名の下にアメリカ化の圧力が高まる今日、 そのユニークなシステムは、 わが国の (あるいは他国の) 社会労働立法にどのような影響を与えるのだろうか。 このような問題意識にもとづいて、 労働法・社会保障法上のいくつかの論点 (労働契約、 賃金・労働時間、 団体交渉、 不当労働行為、 雇用平等、 労災補償、 失業保険、 医療保険、 年金など) を取り上げ、 これに関するアメリカ法の状況を検討したうえで、 わが国の制度との対比を行う。 具体的な項目や順序については、 初回に参加者の声も聞いたうえで決める。 中間と最後に、 まとめのレポートを提出してもらう。 基本的に日本語の資料を利用するが、 機会があれば、 やさしい英語文献にも触れるようにしたい。 |