履修条件 |
特になし。 |
授業の目的 |
講義目的はふたつあり、まず、(1)今後4年間大学で学ぶ事柄(文献調べ、文献読破、複数文献の総合的理解、発表、発表機材の使い方)について体験してもらうこと。次に、(2)法学部の学生として、また、21世紀に生きる個人として、現代社会の社会体制の根本的枠組みをなす民主主義について、その問題点、特に、多数決の原理と反対意見の表明としての市民的不服従に焦点をあて、それぞれの理解を目指すことが目的である。 |
授業の概要・計画 |
(1)始めの数講義はクラス全員で 『民主主義の本質』 他、2・3冊(コピー配付)を読み、ディスカッションをする。 (2)同時に、学生各自のリサーチ課題を決める。課題案としては、ジェンダー、エセニシティ、宗教、階級、市民権、等を考えているが、個人的な希望があれば相談し、必要ならクラスで話し合って決めたい。 (3)各自リサーチ課題を決定し、文献リストの作成と提出、読む文献を決定する。 (4)リサーチの経過報告と変更。 (5)リサーチ結果の報告(報告時間は一人、質疑応答を入れ30分とする。クラスの人数によって変更もある。) (6)最終日の前のクラスでレポートを提出。
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授業の進め方 |
少人数ゼミのため、リサーチ課題や方向性に関しては学生の自主性を重んじる。また、授業も教官が話す講義形式ではなく、学生によるリサーチの経過報告と最終報告が中心を占める。そのため、クラスは、学生の参加、教官と学生、学生間のコミュニケーションを促進するような形で進む。 具体的内容としては、民主主義の本質を学び、さらに、社会の中でその構成員に‘違い’を意識させる事柄、例えば、ジェンダー、宗教、市民権、階級、エセニシティーについて、特に、何故それらが問題なのかについて、又、民主主義の中の市民の主権と抵抗権に焦点をあてクラスディスカッションと報告を行う。
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教科書・参考書等 |
A.D.リンゼイ著 『民主主義の本質』 |
成績評価の方法・基準 |
成績は、クラス参加(20%)とプレゼンテーション(30%)、レポート(50%)で決め、試験は行わない。
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その他(質問・相談方法等) |
なし。 |
過去の授業評価アンケート |
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