西洋法制史

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
西洋法制史
標準年次
3・4
講義題目
前近代法史
開講学期
後 期
担当教員
直江 眞一
単位数
4単位
教  室
103(月3)、204(水2)
科目区分
展開科目
履修条件
 特になし。
 他学部生も「総合選択履修方式」による履修可。
授業の目的
 近・現代法とは異なるヨーロッパ中世法の歴史的性格、法および法学のヨーロッパ的特質の形成、コモン・ロー(イングランド法)とシヴィル・ロー(大陸法)分岐の歴史的契機などを学ぶことを目的とする。
授業の概要・計画
 転換期としての12世紀(「12世紀ルネサンス」)を中心として、学識法(ローマ法・教会法)の形成と展開、イングランド史と大陸法史の比較の観点からみた諸法制度の変容について、主として講述する。12世紀以前の法・裁判制度の特質、ルネサンス期(16世紀)の法の変動についても論及する。
 
 序 論 (2回)
 第1章  ゲルマン部族法典と「ローマ法大全」(4回)
 第2章  中世ローマ法(2〜3回)
 第3章  教会法(4〜5回)
 第4章  イングランドにおけるコモン・ローの形成(10〜12回)
 第5章  ルネサンス期の法(3〜4回)
授業の進め方
 担当教官作成のレジュメにしたがって授業を進める。史資料・文献についても、適宜プリントを配布する。講義形式で進めるが、時には質疑応答を通して、できるだけ双方向の授業になるように努めたい。また、授業の理解度をみるために、小レポートを数回課する予定。
教科書・参考書等
 最初の時間に紹介する。
成績評価の方法・基準
 出席状況、小レポートおよび試験により、総合的に評価する。試験(定期試験期間に実施)の際には、指定の覚書用紙1枚の持込を許可する。
その他(質問・相談方法等)
 特になし。
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