履修条件 |
とくになし。 |
授業の目的 |
「憲法」とはいかなる「法」であるのかを理解し、「日本国憲法」とはいかなる「憲法」であるのかを理解してもらうことを目的とする。ただし後者については、「日本国憲法」のうち、個人の権利・自由について定めた部分については扱わず、日本国の諸機関・諸制度(国会、裁判所、内閣、地方自治制、天皇制、平和主義など)について定めた部分を中心に、現在の憲法学の研究成果をわかりやすく伝えるようにしたい。 |
授業の概要・計画 |
おおよそ以下のような章立てで講義をすすめる予定である。より詳しい計画は、適宜講義において伝える。また南野の個人HPでも、講義の細目次を適宜掲載する。
第一部 憲法総論 第一章 定義 第二章 歴史 第三章 比較
第二部 統治機構 第四章 国会 第五章 内閣 第六章 裁判所
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授業の進め方 |
大教室での講義のため、一方的な講義にならざるを得ない。そのため、メールによる意見や質問等を、また南野の研究室への来訪を歓迎する(研究室は3階、メールアドレスは、@law.kyushu-u.ac.jpの前に minamino を付加)。 |
教科書・参考書等 |
参考書として以下の(1)〜(3)を薦める。文系書籍部に用意されるので、各自吟味のうえ自分にあったものを選んで欲しい。
(1)樋口陽一『憲法 I 』(青林書院、1998年) (2)樋口陽一『憲法(改訂版)』(創文社、1999年) (3)野中・中村・高橋・高見『憲法I、II(第3版)』(有斐閣、2001年)
また、次の(4)、(5)は講義においてしばしば参照するので常備して欲しい((4)は上記授業計画・概要のうち第一部から、(5)は第二部から主として参照する)。 (4)樋口・大須賀(編)『日本国憲法資料集(第4版)』(三省堂、2000年) (5)芦部・高橋・長谷部(編)『憲法判例百選II(第4版)』(別冊ジュリスト、有斐閣、2000年)
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成績評価の方法・基準 |
定期試験による。 |
その他(質問・相談方法等) |
カリキュラムの変更に伴い、2005年度から「統治機構論」は廃止され、代わりに「憲法 I 」が開講されるが、後期から翌年前期にまたがっての開講(越年開講科目)となるので、2003年以前の入学者には履修が難しくなることが予想される。2003年以前の入学者で「統治機構論」の単位修得希望者(および1998年以前の入学者で旧「憲法第一部」の単位修得希望者)は、今年度の本講義を履修するよう強く薦める。
(2004年9月23日記)本講義の受講者を対象に、連絡用のメーリングリストの運用を試みます。受講者はできるだけメールアドレスを登録してください。詳しくは南野の個人HPを見てください(法学部HPの「リンク」コーナーにリンクがあります。南野のHPトップ→「南野的授業」→「2004年度」→「統治機構論」へと進んでください)。 |
過去の授業評価アンケート |
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