履修条件 |
特にありません。 |
授業の目的 |
・社会科学的なものの見方、幅の広い視野を獲得すること。 ・自らの考えを他者に向けて説得的に展開するためのプレゼンテーションの技術を身につけること。
|
授業の概要・計画 |
【授業の概要】 本演習は、主に以下の三つの内容から成ります。 (1)テキストの講読 テキストは会社をテーマにしたもので、会社という組織が持っている不思議な性格を、幅の広い視野のもとで明らかにしています。現在、会社をめぐるニュースが話題になっていますが、本演習では、テキストの講読を通じて、こうした身近な問題を社会科学を通じて捉え直すこと、および、それによって得られた知見や思考方法が、他の様々な社会現象に対しても応用可能なものであることを体験します。 (2)ディベート テキストを講読した後は、プレゼンテーションの技術を身につける訓練としてディベートを行います。基礎的な方法を習得した後、同じ法政基礎演習Uの中島ゼミと協力して、実際にディベートに挑戦します。テーマ等の詳細は、後日参加者と相談しながら決定します。 (3)レポート 夏期休暇中の課題としてレポートを課します。このレポートの目的は、テキストの講読とディベートを通じて得られた思考力、プレゼンテーションの技術を、文章によって的確に展開する力を身につけることです。レポートの書き方、テーマ、参考文献等については、最終回のときに説明します。
【授業計画】 (第1回)イントロダクション、次回担当者の決定 (第2〜9回)原則として、各回ごとに報告担当者と司会担当者を決定し、この二人を中心に進められます。各回における具体的な手順と、参加者の役割については「授業の進め方」の項を参照してください。 (第10〜12回)ディベート (最終回)全体の総括、レポートについての説明、アンケート等
|
授業の進め方 |
@報告担当者が、テキストの担当部分をレジュメにまとめ、その内容を報告する。 A報告担当者と他の参加者との質疑応答によって、テキストの理解を深める。(当然、報告担当者以外の参加者も、テキストを熟読していることが前提となる。) B参加者全員による討論によって、テキストに対する意見や疑問を出し合い、相互に検討し合う。 C授業終了後、司会担当者はその回のゼミの議論を整理して議事録にまとめ、次回のゼミの冒頭において報告する。
|
教科書・参考書等 |
【教科書】 岩井克人『会社はこれからどうなるのか』(平凡社、2003年) 【参考図書】 望月和彦『ディベートのすすめ』(有斐閣選書、2003年)
|
成績評価の方法・基準 |
試験は行いません。出席、報告の内容、討論への参加度、レポートなどを基に総合的に評価します。
|
その他(質問・相談方法等) |
質問はe-mailで随時受け付けます。直接質問する場合は、電話、e-mail等で連絡を取った上で研究室に来て下さい。連絡先は下記の通りです。 (e-mail)asakura@law.kyushu-u.ac.jp (研究室)大学院法学府第10研究室 (電話)092-642-3227(内線:3227)
|
過去の授業評価アンケート |
|