労働法演習

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
労働法演習
標準年次
3・4
講義題目
労働判例を「遊ぶ」!
開講学期
通 年
担当教員
野田 進
単位数
4単位
教  室
206
科目区分
展開科目
履修条件
3年生は、中窪先生の労働法4単位の授業を、ゼミと併行して受講すること。
授業の目的
 新しい重要労働判例の精読と資料等の調査を通じて、現実の事例から労働法の重要論点を取り出し、分析できる力を身につける。
 同時に、判例・学説を調査する能力、自分の考えを的確に説明し、議論することのできる能力を身につける。
 法学部学生らしい実力を付けよう!
授業の概要・計画
 講義の最初の段階では、野田、大学院生などが、全部で4回ほど、「モデル判例研究」を報告する。これにより、事案の整理のしかた、判旨の取り出し方、判例研究の手法、資料等の調査方法など、実際的な判例分析の手法を学ぶ。学生は、これを「まねる」ことが重要。
 同時に、夏休み前に1回、福岡地裁または福岡労働委員会で、労働事件における弁論や審問の実際を見学する。そこで、当事者代理人がどのような争点についてどのような攻防をしているかを、観察する。なお、法廷(審問廷)見学は後期にも行う。
 5月中旬から、学生はみずから判例分析の報告を行う。ゼミの学生の人数にもよるが、第1クールでは、数人のグループで報告する。夏合宿で第1クールを終了し、前期の授業を終える。
授業の進め方
 最初の「モデル研究」では、野田が中心になって、授業を進める。ゼミ生は、質問等を積極的に行うこと。
 グループ報告では、取り上げる裁判例の選択、報告の責任分担、結論への理論構成など、すべて各グループで考える。
 その報告に対して、コメンテーター(次回の報告グループがそれにあたる)が責任をもって、疑問点の指摘、問題点の提起等を行い、議論を盛り上げるように工夫すること。(今年度は、先生は口をつぐみ、最後の講評だけを行うことにするので、皆さんよろしく。)
教科書・参考書等
 特に指定しない。
 裁判例については、あらかじめ各ゼミ学生に、インターネットで配信するので、必ず予習しておく(読んでおく)こと。(個人用パソコンのない学生は、ご相談。)
成績評価の方法・基準
 前期のみの試験・成績評価はしない。
 やむをえず欠席するときには、メールや電話で必ず連絡すること。
 無断欠席は、後期におけるマイナス評価の対象とします。
その他(質問・相談方法等)
過去の授業評価アンケート