紛争管理論演習

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
紛争管理論演習
標準年次
3・4
講義題目
調停スキル練習
開講学期
通 年
担当教員
レビン小林 久子
単位数
4単位
教  室
304
科目区分
展開科目
履修条件
(1)紛争管理論を受講した学生(2)英語に興味ある学生
を希望します。紛争管理論は米国で始まった新しい学問領域です。そのため、重要な文献は英語で書かれており、また、海外とリアルタイムで学ぶため、ネットで英文資料を収集することも多くあります。
授業の目的
紛争は人生には付き物です。私たちは生きている限り紛争を避けて暮らすことはできません。そのように回避不可能な紛争ですが、それを上手く管理し、人生をより充実させるための材料にすることは可能です。本演習では、紛争管理論に則って開発された調停技法を練習し、ロールプレイを行います。紛争管理のスキルは、一般には調停スキルとして知られていますが、それはまた、ライフスキル、つまり、学んだ人が生涯その知識を使って、豊かな人間関係を構築し、充実した人生をおくるために役立てることができるスキル、といわれています。そのようなスキルを理論と実践の両面からじっくり学び、議論し、納得し、そして修得することが本演習の目的です。
授業の概要・計画
(1)前期では、各技法の解説と練習、教官指導によるロールプレイが行われます。各学生は、時間をかけて各技法がどのような目的で考案され、どのような使われ方をするのか、身体で学び覚えます。
(2)技法練習を通じて、紛争管理論を構成する主要な要素、正義感、パワー、コミュニケーション等について洞察を深めます。
(3)後期は、各自独立して次の二つの活動をします。

  a.ロールプレイの原稿を書き、調停人としてロールプレイを実施し、それをビデオ撮影します。
  b.紛争管理論講座や技法練習を通じて学んだ事柄のなかから最も関心の深いテーマを選び、それについてリサーチし、ゼミ論文を書き上げます。
授業の進め方
(1)前期は教官指導で行われますが、クラスはオープンで、学生がいつでも質問でき、積極的に発言できるような雰囲気を作ることを常に心がけます。
(2)後期は、自主学習が多くなりますが、学生は三人一組のチームを作り、ロールプレイ書きやビデオ製作に協力し合います。
(3)また、適時、クラスでは、リサーチの経過報告、質疑応答を行い、質の高いリサーチペーパーの執筆を目指します。
教科書・参考書等
参考文献はクラス開講後に発表します。また、資料のコピーなども適時行われます。学生が文献を持ち寄り、発表したり、議論の材料にすることも歓迎します。
成績評価の方法・基準
出席、スキル修得、報告と討論、ゼミ論文の内容、さらにクラスへの貢献度などを総合して評価します。
その他(質問・相談方法等)
特になし。
過去の授業評価アンケート