法政基礎演習1

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
法政基礎演習1
標準年次
1
講義題目
市民的抵抗について
開講学期
前 期
担当教員
レビン小林 久子
単位数
2単位
教  室
209
科目区分
入門科目
履修条件
特になし
授業の目的
講義目的はふたつあり、まず、今後4年間大学で学ぶために必要な事柄(文献調べ、文献読破、複数文献の総合的理解、発表、発表機材の使い方)についてトータルに体験すること。次に、法学部の学生として、また21世紀に生きる個人として、自己の意見を持つこと、多数決原理に基づく民主主義の社会で反対意見をどう表明するか、について考える。社会のなかでその構成員に`違い’を意識させる事柄、その表明の仕方と(多数派による)取り扱い方などについて議論を重ね、考察することが目的である。
授業の概要・計画
(1)初めの数講義はクラス全員で、指定の文献を読み、簡単なレジメを作成し、クラスで学生が司会をし、議論する。
(2)同時に、各学生は個人的なリサーチ課題を決める。課題案としては、宗教、階級、文化、人種、エセニシティ、ジェンダーに起因する抵抗や反対運動が考えられるが、個人的希望があれば相談し、決めることも可能である。
(3)リサーチ課題にそって、文献のリサーチを行い、文献リストを作成し、実際に読む本を決める。
(4)リサーチ結果の報告。クラス全員がOHPやパワーポイントを使ってプレゼンを実施する。プレゼンの時間は質疑応答をいれ、一人30分とする。
(5)クラスを2グループに分け、グループとして英語の簡単な資料を共同して読み、発表する。
(6)各自のリサーチ結果を報告書にまとめ提出する。
授業の進め方
少人数ゼミのため、リサーチ課題や方向性に関しては、各学生の自主性を重んじる。また、授業も教官が一方的に話す講義形式ではなく、学生の主体性や学生間のコミュニケーションを重んじた双方向的な形で進めたい。英文購読では、学生同士がグループとして共同作業を行い、プレゼンを実施する。

意見の優劣ではなく、文献読破、資料収集と発表等、本ゼミの目的を達成するために積極的、かつ内省的に勉強する姿勢を最重要視する。また、共同作業や議論を進める下準備として、月一度のコンパを考えている。








教科書・参考書等
社会契約論(ルソー)、共産党宣言(マルクス)その他コピーを配布する。古い文献、厚い文献は原本を用意し、各自がコピーをとる形にする。
成績評価の方法・基準
成績は、クラス参加、プレゼンテーション、レポートを同等に考慮し決める。試験は行わない。
その他(質問・相談方法等)
過去の授業評価アンケート