労働法

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
労働法
標準年次
3・4
講義題目
労働法
開講学期
前 期
担当教員
中窪 裕也
単位数
4単位
教  室
201
科目区分
基盤科目
履修条件
特になし
授業の目的
労働法の基本的な体系と知識を身につけてもらう。労働法というと古くて汗臭いイメージがあるかもしれないが、今日の雇用社会を反映する多くの新立法や新法理が出現し、非常にエキサイティングな分野である。就職して具体的な問題に直面したときに、その法的な位置づけと正しい解決の方向がわかるだけの力を養ってほしい。
授業の概要・計画

労働法は伝統的に、労働基準法を中心とする「個別法」と、労働組合法を中心とする「集団法」とに分けられてきたが、授業ではその両方をカバーする。後記の教科書を用い、労働者の入社から退職までの時系列に沿って、以下の26項目を順番に取り上げていく。ただし、時間に限りがあるので、項目によって掘り下げたり省略したりして、めりはりをつけざるをえない。

1労働法の見取図 2労働法のアクター 3労働条件の決定システム 4募集・採用 5労働契約の基本原理 6平等原則 7就業規則 8「非典型」雇用・外国人雇用 9労働組合 10団体交渉 11労働協約 12賃金 13労働時間 14休憩・休日・時間外労働 15休暇・休業・休職 16女性・年少者 17安全衛生と労災補償 18配転・出向・人事考課 19労働契約の変更 20紛争としての解雇 21企業秩序と懲戒 22争議行為 23不当労働行為 24労使紛争の解決手段 25労働契約の終了 26再就職と引退
 
授業の進め方
講義形式で行うが、可能な限り、参加者に意見や質問を出してもらい、双方向的なコミュニケーションができるようにしたい。
教科書・参考書等
教科書として、中窪裕也・野田進・和田肇『労働法の世界・第6版』(有斐閣、2005年)を用いる。
判例等の資料は配布する予定であるが、さらに自分で勉強したい場合には、ジュリスト別冊『労働判例百選・第7版』(有斐閣、2003年)が有益であろう。
成績評価の方法・基準
定期試験により評価する。
その他(質問・相談方法等)
過去の授業評価アンケート