以下の3点を獲得目標とする。
@ 高水準のテクスト(古典的テクスト)の読解能力の育成。これは、卒業時までに達成すべき専門的能力のうち、基本中の基本の能力である。その有無が、将来、それぞれの政治学的知見の質・深さを大きく左右することは確実である。目標達成の具体的方法は、西欧政治思想史における基本文献(さしあたり邦訳されているもの)をひたすら読むことである。テクストが読みこなせるようになってくると楽しくて仕方ない、ということになろう。
A 口頭発表やレポート・論文執筆などの発信能力の開発。夏休み中には、各自、ゼミ論文の構想を考え、数度の発表を経て年度末のゼミ論集発刊を目指す。これにより、レポートや論文の書き方の基本を習得するとともに、自力で問題を発見する力を養うことがめざされる。
B 自律的な事柄処理・運営の能力の育成。コンパ、合宿、ゼミ論集の編集などをつうじて、相互に交渉し決定し協力して目標達成をはかる力をつける。
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