高度な科学技術の急激な発展や生活水準の向上によって、私たちの暮らしは大変豊かになった。しかしそのことは、反面で、有害な化学物質を含む食品などの製品や、欠陥車などの欠陥商品を絶えず生み出し、また商品・サービスの高度化複雑化によって、消費者と事業者との情報力格差などによる契約被害を大量に生じさせる社会になってきた。 消費者法は、このような現代社会でも私たちが安全で豊かな生活を営むことができるようにするために生成発展している新しい法分野である。
(授業計画) 以下の項目について講義を進めてゆく。 ○消費者法生成の社会・経済的背景と仕組み ○消費者基本法 ○消費者契約法 ○特定商取引に関する法律 ○個人情報保護法 ○食品安全基本法 ○製造物責任法 ○消費者行政組織 ○消費生活条例 ○消費者紛争解決手続き
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