履修条件 |
毎回欠かさず出席する「熱意」、報告等の際に決して手を抜かない「実直さ」、行政活動や地方自治をめぐる動きに関心を払い、その重要性を学びたいという「向上心」。これらを有しているものであれば、現段階での学識のレベルは問わない。 |
授業の目的 |
「行政から政治へ」「国から地方へ」「政府から民間へ」という三つの趨勢をキーワードに、大きく変動しつつある公共サービス供給のあり方に着目しつつ、よりよいガバナンス(共治)を探求するというのが、本演習の趣旨です。
最終的にゼミ論文(400字×30〜50枚程度)を執筆してもらい、それを論文集としてまとめます。
「知識の蓄積」だけでなく、「物の見方」や「論理的思考」を身につけてもらいたいと思っています。 |
授業の概要・計画 |
まず前期は、一定レベルの知識を獲得することを目的として、公共サービス・公共政策に関する以下の書物を輪読します。 ・富永健一『社会変動の中の福祉国家』中公新書、2001年。 ・村松岐夫『日本の行政』中公新書、1994年。 ・兼子仁『自治体・住民の法律入門』岩波新書、2001年。
夏休みの間に、各自に論文の執筆テーマを決めてもらい、関連文献の収集およびヒアリング調査などをしてもらいます。 また、二泊三日のゼミ合宿を行い、以下の書物を輪読します。 ・篠原一『市民の政治学』岩波新書、2004年。 ・山脇直司『公共哲学とは何か』ちくま新書、2004年。
後期は、以下の書籍を輪読するのと並行して、毎回1人ずつ自分の論文構想とその段階での具体的成果を報告してもらいます。 ・日引聡=有村俊秀『入門 環境経済学』中公新書、2002年。 ・北村喜宣『自治体環境行政法(第3版)』第一法規、2003年。 ・武智秀之『福祉行政学』中央大学出版部、2001年。
12月末に一旦論文を提出してもらいます。 私がそれに赤を入れて、年明けに返却しますので、年度末に修正した論文を再提出してもらいます。 |
授業の進め方 |
毎回、担当者にレジュメ報告してもらい、それを受けてみんなで議論をします。
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教科書・参考書等 |
実際にゼミで輪読する本は適宜提示しますが、事前に読んでおいた方がよい文献として、西尾勝『行政の活動』(有斐閣、2000年)をお勧めします。 |
成績評価の方法・基準 |
ゼミへの出席状況およびゼミ論文の提出状況などを総合的に勘案して評価します。 |
その他(質問・相談方法等) |
夏休み期間中のゼミ合宿を予定しています。 また、都合次第ですが、冬休みの合宿も考えたいと思います。
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過去の授業評価アンケート |
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