履修条件 |
履修条件は特にありません。 日本における「プライバシーの権利」や「パブリシティの権利」について多少理解があれば、授業で扱うアメリカにおけるそれらの権利と比較することができて、面白いと思います。
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授業の目的 |
1. 英語の読解力の向上を目指すとともに、自分の言葉で翻訳できるように心がけます。 2. アメリカの判例の読み方を学びます。 3. アメリカから日本に導入された「プライバシーの権利」及び「パブリシティの権利」が、アメリカにおいてどのような権利生成過程を経たのか、またこれら二権利の関係がいかに捉えられているかについて理解します。
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授業の概要・計画 |
1. 教科書の講読部分は、参加者の関心に応じて、初回の授業で決めたいと考えています。 2. 教科書中の重要な判例をいくつか採りあげ、アメリカの判例の読み方についても習得できるようにします。 3. 参加者自らで、教科書中のアメリカの判例や論文などを収集したり、アメリカ法の特徴的な事柄(例えば、陪審制度や懲罰的損害賠償など)について日本語で簡単なレジュメやレポートを作成したりしながら、アメリカ法に触れる“きっかけ”の場にもしたいと考えています。 なお、アメリカの判例や論文などにアクセスする方法については、授業のなかで説明します(例えば、Web上からの情報収集については、レクシス講習会への参加などを予定しています)。 |
授業の進め方 |
一人ずつ順番に、一定の範囲を翻訳してもらいます。 報告者は、担当部分の全訳を提出します。 ただ読むまたは訳すだけではなく、内容について理解したうえで自分の言葉で翻訳するよう心がけて下さい。 講読箇所によっては、文法や内容について補足説明を行います。
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教科書・参考書等 |
教科書は、 J. Thomas McCarthy, The Rights of Publicity and Privacy, West Pub. Co., 2004. を予定しています。 講読部分は、当方でコピーし参加者に配布します。
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成績評価の方法・基準 |
試験は行いません。 成績は、以下の3点を総合的に評価します。 @授業に取り組む姿勢(出席状況、レポートなどの提出状況、授業態度) A授業における報告や発言の内容 B積極性(自分から学び、探求しようとしているか)
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その他(質問・相談方法等) |
質問は、e-mail(@law.kyushu-u.ac.jpの前にn-andoを付加)にて随時受け付けます。初回の授業は、10月12日(水)に行います。 |
過去の授業評価アンケート |
2004年度後期 |