履修条件 |
(1)自分の「問題」を正確にかたちにできるようになりたいという意欲をもっている方。 (2)他者との討議のための作法と討議での技術を向上させたいという意欲をもっている方。 (3)自分の分析を言葉(文章)で正確に伝える能力を向上させたいという意欲を持っている方。 (4)単位を取得したい方は、年度末にレポートの提出(400字×25枚以上)を求めます。 (5)単位はいらないけれど参加したいという方、歓迎です。例年2〜4名は単位のいらない参加者です。
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授業の目的 |
(1)日本と韓国ではともに、開発という単一の目標へと動員するための集権的で垂直的な政治・行政システムがいきづまり、社会の多様性と向きあうシステムへの転換が求められています。 それぞれの地域社会の特性にあった「生」の充実を可能にする「発展」(内発的発展)を支えるのは、「現場」に近い場所での決定と執行のしくみです。そこにはデモクラシーの理念と制度の再活性化が不可欠だと考えます。 何が、どのように問題なのか。日本と韓国を主な対象としてテキストの輪読と討議、例年同様の現地調査を通じて検討していきます。 (2)また上記のようなテーマの検討の過程で、報告・司会・討論・聞き取り調査・文書報告の作成など、職業生活でも必要になる「汎用的」な技術を向上させます。
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授業の概要・計画 |
年間の計画はゼミ生と相談の上で決定しますが、昨年度と同程度の「活動量」は維持します。 昨年度のゼミの内容は出水の開設しているHP(http://homepage2.nifty.com/IZUMI/Lab/)で見ることができます。 例年合宿(現地調査)2〜3回、5大学合同ゼミ1回、ゼミ旅行1回程度をおこないます。また10冊程度のテキストを読みます。
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授業の進め方 |
(1)授業の内容はテキストの輪読・討論と、現地調査の実施と討論の二つに大きく分けられます。 (2)通常の授業では、司会者の進行により、テキストを利用して報告者が報告(レジュメ準備)し、それにもとづいて討議します。 (3)現地調査は、その都度幹事を決定し、幹事を中心に約束のとりつけ、宿所の確保などをおこない実施します。 (4)以上の活動に織り交ぜて、ゼミ論作成のための討議もおこないます。
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教科書・参考書等 |
(1)基本的には参加者の問題関心の展開にそって、相談して決めたいと思います。 (2)ただ前期の冒頭は次の4冊を「とっかかり」として読みます。 山口二郎『地域民主主義の活性化と自治体改革』公人の友社 杉田敦『デモクラシーの論じ方』ちくま新書 猪瀬直樹『猪瀬直樹著作集1 構造改革とはなにか』小学館 保母武彦『内発的発展論と日本の農山村』岩波書店
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成績評価の方法・基準 |
(1)最終レポートが50点です。 (2)日常の出席と参加状況が50点です。 (3)上記の基準は言うまでもなく単位が必要な方のためのものです。
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その他(質問・相談方法等) |
(1)ゼミの相談は出水のHP上の掲示板かメーリングリストでおこないます。参加者はメールアドレスを持ってもらう必要があります。 (2)授業時間の「延長」が恒例になっていますので、ゼミの後の時間に授業やバイトがない方が良さそうです。
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過去の授業評価アンケート |
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