紛争管理論（紛争処理論）

授業科目名	紛争管理論（紛争処理論）	標準年次	3・4
講義題目	紛争管理論	開講学期	後　期
担当教員	レビン小林　久子	単位数	4単位
教　　室	102	科目区分	展開科目

履修条件	特になし。
授業の目的	私たちの生活に紛争は付き物である。にもかかわらず、紛争が紛争として直視され、研究対象と見なされることは、これまであまりなかった。貿易摩擦、国際問題、民族紛争、商事紛争、離婚紛争、遺産問題といった言葉が示すように、紛争とは常に何らかの社会現象の結果としてだけ考えられてきた。本講座では、そのような姿勢に終止符を打ち、紛争を紛争として捉え、分析し、考察する機会を提供するものである。それによって、学生が紛争を抽象的にではなく、具体的に管理可能な事柄として捉えられるようになることが目的である。
授業の概要・計画	上記の目的を念頭に、紛争に関する様々な事柄について総合的に解説を行うものである。講義の詳細としては、ふたつの紛争解決理論とその理論に基づいた調停技法、コミュニケーション、正義感と怒り、パワーと抵抗、集団間紛争、そして、何故最近、紛争に対する関心が高まってきたのか、その社会的背景と修復的司法に関する説明があげられる。 加えて、全学期を通じてコンセンサスビルディングのロールプレイを実施する。
授業の進め方	毎回レビン小林による講義形式で行われる。講義には簡単なレジメを用意する。その他、参考図書を指定する。
教科書・参考書等	教科書：　紛争管理論（レビン小林久子編）
成績評価の方法・基準	レポート（Ａ４サイズ５−６枚）によって決める。
その他（質問・相談方法等）	本講義は平成１７年度は２，３年生を対象とし、平成１８年度は２年生のみを対象として開講される予定である。
過去の授業評価アンケート	2004年度後期