履修条件 |
本講義は、民法の担保物権と民事訴訟法の履修を終えたほうが、理解がいっそう深まります。必要に応じ講義の中で担保物権法、民事訴訟法の復習を取り入れようと考えています。特に、本講義受講と併せて、民事訴訟法1、2(八田先生)、紛争管理論(レビン小林先生)の講義を受けられることを強くお薦めします。 |
授業の目的 |
本講義では、倒産処理諸法、すなわち、破産法、会社更生法、民事再生法、商法などによって規律される倒産の処理に関する法制度について、手続法全体の流れを中心に履修していきます。 授業においては、基本原則から始まり具体的ケースや判例、新聞などに掲載される時事問題について取り扱っていきます。今後の法改正や法案などについても授業のあいまにアナウンスできるよう心がけます。 |
授業の概要・計画 |
講義のスケジュールは、最初の授業で提示し、皆さんの理解度および講義全体の進行に応じ適時修正いたします。 |
授業の進め方 |
講義形式にて倒産処理法についての理解を深めたいと考えます。 手続法の学習にあたっては、手続が積み重なっていくという特徴がありますので、特に復習がポイントになります。そこで、本講義においては、講義の進度にあわせてみなさんといっしょに適時復習をしていくプロセスを踏みたいと思います。 |
教科書・参考書等 |
山本和彦『倒産処理法入門〔第2版〕』(有斐閣、2005) 伊藤眞『破産法〔第4版〕』(有斐閣、2005)
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成績評価の方法・基準 |
評価は期末試験によって行います。 |
その他(質問・相談方法等) |
後期の1限目の講義となりますが、手続法の学習にあたり講義内容の連続性というものが極めて重要ですから、なるべく全講義出席できるよう心がけてください。 |
過去の授業評価アンケート |
2004年度後期「民事救済法」 |