外国政治書講読(英語)

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
外国政治書講読(英語)
標準年次
2・3・4
講義題目
政治学の教科書を英語で読む
開講学期
後 期
担当教員
木村 俊道
単位数
2単位
教  室
305
科目区分
基盤科目
履修条件
授業の目的
 九州大学教育憲章に掲げられた「国際性」および「専門性」の育成を目指す。本講義では、外国書の講読を通じて「異文化理解」を深め、国際的な「コミュニケーション能力」を高めることを目的とする。
 本講義ではまた、政治学系の「基盤」科目として、発展科目の履修に不可欠な「幅広い教養」、および基礎的な「学問的スキル」の修得が目指される。
授業の概要・計画
 本講義は前・後期開講、各2単位の講義である。前期と後期でそれぞれ独立性を持たせるが、通年の参加者も想定し、継続的・発展的な学習が可能となるよう工夫を凝らす。

 後期は政治学の「教科書」を読む。

 テクストは、Andrew Heywood, Politics (Palgrave, 2nd. ed., 2002) を用いる。具体的には、第1部第1章 What is Politics? を読む予定である。

 後期は、この作品を通じて「政治とは何か」という人間の生活の根本に関わる、古典古代以来の難問を改めて問い直す。また、とくに理論・思想・歴史の観点から、この問題を解くための政治学の基礎知識を身につけることを目指す。

 政治学に関心はあるが、その基本がまだ分からない、もう一度勉強し直してみたいという方、あるいは、英語の原典にチャレンジしてみたいという方にはとくにお薦めである。 


授業の進め方
 授業は努めてやさしく(?)、ゆっくり、適度に進む予定である。原則的には、前期と同様、毎回の報告者によるテクストの音読および訳読を中心とする。ただし、参加者の数や関心、希望に従って適宜変更を加えたい。
 
教科書・参考書等
 コピーを配布する。
成績評価の方法・基準
 前期と同様、毎回の全訳を参加者に課す予定である。
 準備はそれなりに大変であるが、その分、たんなる語学力にとどまらない、総合的な思考力が養われるはずである。前期の試験結果を見る限り、この効果は絶大であった。
 訳の出来不出来ではなく、翻訳にどれだけ頭を悩ませ、半年間でどこまで伸びたかを積極的に評価したい。
 
 なお、これも前期と同様、参加者が多数の場合は試験を行なう。
その他(質問・相談方法等)
 What is Politics?

なお、初回の授業は10月12日(水)から行います。
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