履修条件 |
憲法学を学習したうえで、さらに学習を深めたいと思う者。学部の憲法関連講義の単位を取得しているかどうかは問わないが、次の必要条件のうち三つ以上を満たしている者でなければならない。なお、憲法学の一通りの議論を理解している自信のない者は、開講時までに定評ある体系書を通読しておくことを勧める。
1)憲法(学)、法哲学または政治学に興味がある 2)研究者、国家公務員または法曹をめざしている 3)将来の目標をこれからみつけたいと思っている 4)これまでの学生生活を怠けすぎたと後悔・反省している 5)真剣に自分の能力を伸ばしたいと思っている 6)飲み会が好きではあるが酒乱ではない 7)旅行が好きである 8)ほんとうはまじめである 9)明るい性格である 10)法学を勉強することの面白さを発見してみたい |
授業の目的 |
日本の憲法学説、憲法判例を主たる対象として、その批判的検討を行うことにより、思考を深め、あわせて憲法学に対する理解を深めることを目的とする。また、課外活動への参加等により、学生同士および学生と担当教員の人的つながりを深めることをも目的とする。 年度末に、このゼミに参加し終えた感想として、「楽しかった!がんばった!勉強になった!つまりこのゼミでほんとうに良かった!」と思えるようなゼミ運営を目指す。 |
授業の概要・計画 |
毎回参加者のうちの一人が報告者となり、自ら選択・設定した憲法学上の論点(となりうるもの)について、それを批判的に分析し、その結果を他の参加者の面前で報告する。他の参加者はその報告およびその論点について、報告者を交えて討論する、という標準的なスタイルで進めたい。ただし、参加人数によっては、当初の数回を担当教員が指定したテーマについてのグループ発表とすることもある(下記の参考書(1)を輪読することも考えている)。 詳細は開講時に参加者と相談のうえ決定するが、参加者は、開講時までに前期で報告しようとするテーマを(少なくとも一つ)考えておくこと。そのための参考書として、次のものを推薦する。
(1)安西文雄・南野 森ほか『憲法学の現代的論点』(有斐閣、2006年3月刊行予定) (2)高橋和之・大石眞編『憲法の争点』(ジュリスト増刊、1999年) (3)横田耕一・高見勝利編『ブリッジブック憲法』(信山社、2002年) (4)小山剛・駒村圭吾編『論点探究 憲法』(弘文堂、2005年) (5)樋口陽一編『ホーンブック憲法〔改訂版〕』(北樹出版、2000年) |
授業の進め方 |
詳細は参加者と相談のうえ決定する。基本的なスタイルは上記「授業概要・授業計画」に記載の通り。 |
教科書・参考書等 |
適宜指示する。 |
成績評価の方法・基準 |
平常点による。 無断欠席をした者には、それ以降の本演習への参加を認めない。 |
その他(質問・相談方法等) |
面談・選抜を行う可能性があるので、参加希望者は、学生係に提出する「演習参加申込書」に、必ず連絡先(携帯メールアドレスのみで良い)および、上記「履修条件」に掲げた必要条件(1)〜(10)のうち、自分に当てはまると考えているものを記載すること。また、すでに報告しようとする論点・テーマを考えている者はそれも記載して欲しい。 本演習に関する問い合わせは、遠慮せず南野までメール(アドレスは @law.kyushu-u.ac.jp の前に minamino を付加)で申し送ること。直接研究室(3階)に来られても歓迎する。 昨年度までの南野ゼミの様子については、南野のHP→南野的授業→種類別→南野ゼミをご覧いただきたい。
http://quris.law.kyushu-u.ac.jp/~minamino/Cours/genre/seminaire.htm |
過去の授業評価アンケート |
|