現代社会は、多種多様な商品・サービスにあふれている極めて「豊かな社会」である。しかし、反面で、複雑な構造を持った生活用品(電気器具、自動車、加工食品、医薬品など)やサービス・販売方法(クレジット、訪問販売、通信販売、インターネット取引など)によって、消費者被害が構造的に発生する社会でもある。 消費者法は、現代社会で私たち人間が真に豊かで安全に生活できるようにするためのもっとも重要な法律分野である。 講義では、以下の項目について、考察する。 @消費者法生成の社会的・経済的背景 A消費者の権利と責任 B消費者基本法 C食品の安全性確保 Dそのたの消費生活用製品の安全性確保 E製造物責任法 F特定商取引法(訪問販売、通信販売、インターネット取引など) G割賦販売法(消費者金融、クレジットなど) |