履修条件 |
履修条件は特にないが、何と言っても、この演習テーマに関心のある人、そして積極的に議論に参加しようという意欲のある人歓迎。 |
授業の目的 |
この法政基礎演習Tは、4年間、法学部で法学や政治学を学ぶのに必要な下記三点のことを学ぶことを目的にしています。
(1)発表のやり方について学ぶこと いわゆる「プレゼンテーション」と呼ばれる大学での発表のやり方を学びます。発表の際に利用する資料の作り方も含みます。
(2)議論のやり方について学ぶこと いわゆる「ディスカッション」と呼ばれる、大学での議論のやり方を学びます。的確に質問し、質問に応答できるようになること、さらに議論を手際よく進めるための司会のやり方も含みます。
(3)レポートのつくり方について学ぶこと 大学では、高校までに経験しなかった量の、しかも多くのレポートを課題として書かせられます。その準備として文章で自分の主張を表現するための技術を学びます。
本演習では、テキストを一緒に読みながら、日本の法文化の特色や西洋法継受をめぐる諸問題等について議論し考えること、および演習での討論、レポート作成を通じて、論理的思考力、文章表現力等を涵養すること、などを目的とします。 |
授業の概要・計画 |
(1)青木人志著『『大岡裁き』の法意識──西洋法と日本人』をテキストとして、一緒に読みながら、日本の法文化の特色や西洋法継受をめぐる諸問題等について議論し考える。 |
授業の進め方 |
演習の第1回目に演習の主旨説明、報告の分担決め、報告準備のための図書資料の調査・利用法等についてのガイダンスを行い、2回目以降は、テキストをもとにした報告を受け、これについての議論を行う。なお、学期末にはレポートの提出を求める。 |
教科書・参考書等 |
(1)青木人志『『大岡裁き』の法意識──西洋法と日本人』(光文社新書)、光文社、2005年、(2)川島武宜『日本人の法意識』(岩波新書)、岩波書店、1967年。 |
成績評価の方法・基準 |
平素の演習における成績および学期末提出のレポートにより評価する。 |
その他(質問・相談方法等) |
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過去の授業評価アンケート |
2005年度前期 |