履修条件 |
日本の現代史および日韓・日朝関係を学びたい人。高校までの歴史学習体験の有無や、得意・不得意は関係ありません。「やる気」と自分の頭で考える姿勢が条件です。 |
授業の目的 |
この演習の目的は、読む・書く・調べる・話すという基本的な力、ゼミという組織をみんなで運営する能力を身につけることにあります。 テーマは、戦後60年を経過しても「国交正常化」が実現していない日朝関係です。見落とされがちではありますが、実は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)とわが国との直接的関係があったのは「帰国運動」です。そこを起点として、北朝鮮への醒めた目と冷静な判断が可能になるように、さまざまな観点から検討したいと思います。 |
授業の概要・計画 |
1、初回はゼミの進め方や、準備のやり方などについてのガイダンス(説明会)とします。
2、2回目以降は下記のテキストを使って進めていきます。
3、テキストを読み終わったあとに、要約と感想をレポートとして提出してもらいます。 |
授業の進め方 |
下記のテキストを読んでいきます。ゼミは以下のようなパターンで毎回進めます。
(1)報告者がテキストの担当部分について資料(レジュメ)を用意し、内容を要約します。また理解しにくい点や、全員で意味を確認したい点を指摘します。
(2)コメント担当者が報告に関して質問などをおこないます。
(3)全員で議論します。 |
教科書・参考書等 |
テキスト:高崎宗司・朴正鎮(パク・ジョンジン)『帰国運動とは何だったのか―封印された日朝関係史』(平凡社、2005年)。
参考書:石川捷治・平井一臣編『終わらない20世紀 東アジア政治史1894〜』(法律文化社、2003年)。なお本書は、韓国語訳が韓国の歴史批評社から近く刊行される予定です。 |
成績評価の方法・基準 |
(1)出席率、(2)発表、(3)討論への参加、(4)レポートによって評価します。 |
その他(質問・相談方法等) |
演習は主体的参加が前提です。自分の頭で考え、手と足を使って資料を捜し読み、レポートを書く人のみ参加を希望します。 |
過去の授業評価アンケート |
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