刑法2(刑法各論)

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
刑法2(刑法各論)
標準年次
3・4
講義題目
刑法各論
開講学期
前 期
担当教員
井上 宜裕
単位数
4単位
教  室
201
科目区分
基盤科目
履修条件
刑法総論を受講していること。
物権法も受講していることが望ましい。
授業の目的
刑法各論は、個別の犯罪類型を対象としており、犯罪と刑罰に関する一般理論を扱う刑法総論と対をなすものである。総論と各論はいわば車の両輪であり、相互に補完する関係にある。刑法各論の理解には刑法総論の知識が不可欠である。また、財産罪は、民法とりわけ物権法と密接な関係を有している。非典型担保に限らず、あらゆる局面で所有権の帰属の如何が、財産罪の成否に大きな影響を及ぼす。各犯罪類型の検討を通じて、他の制裁とは異なる刑罰の持つ意味を考えるのが本講義の目的である。
授業の概要・計画
個人的法益に対する罪を中心に検討する。社会的法益に対する罪及び国家的法益に対する罪にも可能な限り言及する。
授業の進め方
レジュメを配布する予定
六法持参(最新のもの)

教科書・参考書等
特に指定しない
各自、最新の刑法改正を盛り込んだ『刑法各論』のテキストを入手すること。 
例えば、
 中山研一『新版口述刑法各論[補訂版]』(2005・成文堂)
 西田典之『刑法各論(法律学講座双書)[第三版]』(2005・弘文堂)
松宮孝明『刑法各論講義』(2006・成文堂)
 山口厚『刑法各論[補訂版]』(2005・有斐閣)など。
成績評価の方法・基準
定期試験の成績による。
その他(質問・相談方法等)
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