履修条件 |
特になし。 |
授業の目的 |
日本近代法の形成に影響を与えた西洋法の歴史についての基礎を学ぶことを目的とします。具体的には、(1)ローマ法および教会法(カノン法)の影響を強く受けた大陸法と、そうではないコモン・ローという二つの法文化の形成過程を理解することと、(2)かつてどのような法や秩序(平和)がどのような政治的・経済的・社会的条件のもとでつくりあげられ実現されていたのかを理解することをめざします。 |
授業の概要・計画 |
大きく三つの時期に区分して、以下のような内容の講義をおこなう予定です。また、各分野ごとに研究紹介もおこなう予定です。
序論(第1回) 本論 第一部 T ローマの発展と法(第2〜3回) U 『ローマ法大全』(第4回) 第二部 T ゲルマン諸部族国家と法(第5〜10回) U 中世封建社会と法(第11回) V 中世ローマ法(第12〜15回) W 教会と法(第16〜21回) X コモン・ロー(第22〜28回) 第三部 T ルネサンスと法(第29回) U 啓蒙主義と法(第30回) |
授業の進め方 |
授業のはじめに配付するレジュメに沿って進めます。史料や図などの参考資料も用います。区切りのよいところで質問カードを配付して質疑応答の機会を設けます。 |
教科書・参考書等 |
教科書は使用しません。参考図書としては、H・シュロッサー(大木雅夫訳)『近世私法史要論』有信社(1993)、岩村等十三成賢次十三成三保『法制史入門』ナカニシヤ出版(1996)、勝田有恒他編著『西洋法制史』ミネルヴァ書房(2004)を挙げておきます。その他にも講義の中で随時紹介します。 |
成績評価の方法・基準 |
筆記試験の成績で評価します。 |
その他(質問・相談方法等) |
【教室(日程)】 301(12/26〜12/28,12/26は午前9時から開始します)
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過去の授業評価アンケート |
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