履修条件 |
ゼミ開講までに、大橋洋一『行政法―現代行政過程論(第2版)』(有斐閣・2004年)を熟読してきて下さい。 |
授業の目的 |
皆さんが将来どのような職業につくとしても、社会で活躍するために是非大学で身につけておくことが望まれる知的技術・知的能力があります。それは、 @解決すべき課題を発見すること、Aそれに関する情報を多方面から収集すること、B情報の分析・加工を通じて私見を作り上げること、C同僚の前でわかりやすく、しかも論理的に説得力をもって報告すること、Dそして同僚との議論を通じて修正・改善された解決策を見つけることの5点にわたります。 これまでの講義は、聴き手として受け身の学習が主でした。ゼミナールにおいては、皆さんが報告者としての役割を引き受け、主体として上記の能力を積極的に開発してほしいと考えます。 行政法に関するテーマが素材となることが多いのですが、それは手段であって、決して目的ではありません。
|
授業の概要・計画 |
前期は、政策法の勉強を統一テーマに、ゼミ生で楽しく議論します。参加者は近時の「政策と法」に関する文献を報告します。報告では、制度改正を念頭に置いて、具体的に政策課題と行政制度との関連を考えてみます。法律学の狭い殻を突き破り、学際的な議論を展開します。政治学、行政学、経済学、財政学の知見も深めたいと思います。前期は、共同研究のスタイルをとります。 後期は、各自がテーマを決めて、ゼミ論集の論文作りに挑戦します。目標は、自分で新しい法律・条例の制度設計をしてみることです。後期には、あなたが立法者です。
|
授業の進め方 |
参加者が研究報告を分担して行い、それを素材にゼミ生全員で議論します。
|
教科書・参考書等 |
第一回目のゼミの時に、課題を紹介して、報告する課題を各自に選んでもらいます。その際に、主要な参考文献も指示します。
|
成績評価の方法・基準 |
ゼミにおける研究報告と、年末度に作成するゼミ論集の論文により評価します。 |
その他(質問・相談方法等) |
原田大樹講師にも参加してもらう予定です。教員2名で丁寧に皆さんの学習をアドバイス、サポートします。 |
過去の授業評価アンケート |
|