履修条件 |
労働法(4単位)を同時に履修するか、またはすでに履修していること。 |
授業の目的 |
企業活動のグローバリゼーションが加速化し、国境を超えた人や資本の動きが活発になった今日、人々が働くにあたっての、基本的ルールが、世界の中でどのように変容しようとしているかを、しっかりと学び取る。 |
授業の概要・計画 |
ゼミ参加者は、@「労働法のグローバリゼーション」調査グループと、A「諸外国の労働法調査グループ」とに分かれて、それぞれ自分のテーマを立てて、調査研究を行う。 @は、グローバリゼーションに関わるテーマ、たとえば東アジア諸国の児童労働とか、日本やヨーロッパ諸国における産業空洞化とかを取り扱う。Aは、そうした問題を意識しながら、興味あるいずれかの国を選定して、日本語、現地語、英語等の文献をもとに、その国の労働法の概要について調査を行う。 そして、@とAの作業を合体させることで、グローバリゼーションの中でワークルールがどのような変容を遂げようとしているかを理解する。 |
授業の進め方 |
ゼミの最初の段階(数回)では、野田、大学院生などが、諸外国の労働法(その他のワークルール)の状況や動きについて、講義形式で話をし、討論を通じて調査の方法(ノウハウ)や方向性について理解を深める。 その上で、上記@およびAの役割を決めた上で、少しずつ調査のターゲットを絞り込み、テーマを確定する。 後期では、各テーマについて、各メンバーが調査結果を報告し、議論により理解を深める。 最後に、ゼミ論集の制作に向けて、オリジナルレポートを作成。 |
教科書・参考書等 |
特に指定しません。 必要参考文献は、自分で調べよう。 パソコン情報だけでなく、図書館に足を運んで調べましょう。何か良い物が落っこちてるかもしれません。 |
成績評価の方法・基準 |
平常点およびゼミレポートにより評価。 |
その他(質問・相談方法等) |
労働法ゼミでは、こってり味の「本格煮込み労働法学」と、すっきり風味の「労働法デザート」とを、年度ごとに交互にやっています。 2006年度は、すっきりデザート風味の年ですから、胃の弱い人も、まあご参加を。 |
過去の授業評価アンケート |
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