履修条件 |
@ 毎回の出席と予習が必要不可欠。 A 政治学史をまだ受講していない場合には、並行して政治学史(前期)や政治理論入門(後期)を受講することが望ましい。さらに、木村担当の外国政治書講読に出席すれば完璧。 B 後期の学期末には、ゼミ論文の提出が求められる。 |
授業の目的 |
以下の3点を獲得目標とする。
@ 高水準のテクスト(古典的テクスト)の読解能力の育成。これは、卒業時までに達成すべき専門的能力のうち、基本中の基本の能力である。その有無が、将来、それぞれの政治学的知見の質・深さを大きく左右することは確実である。目標達成の具体的方法は、西欧政治思想史における基本文献(さしあたり邦訳されているもの)をひたすら読むことである。テクストが読みこなせるようになってくると楽しくて仕方ない、ということになろう。
A 口頭発表やレポート・論文執筆などの発信能力の開発。夏休み中には、各自、ゼミ論文の構想を考え、数度の発表を経て年度末のゼミ論集発刊を目指す。これにより、レポートや論文の書き方の基本を習得するとともに、自力で問題を発見する力を養うことがめざされる。
B 自律的な事柄処理・運営の能力の育成。コンパ、合宿、ゼミ論集の編集などをつうじて、相互に交渉し決定し協力して目標達成をはかる力をつける。 |
授業の概要・計画 |
●政治学史上の古典と呼ばれてはいるが、読まれることの少ない古典、あるいは現代政治理論における基本的文献と評価されているものを選んで、じっくりと読んでいく。また、夏期合宿および後期には、各自のゼミ論文構想についても、検討を行なう。 ●前期は関口、後期は木村が担当する。前期・後期ともに、13回程度と予想される。 ●夏休みには、ゼミ論構想発表のために、合宿を実施するので参加すること。 ●ゼミ論文の締め切りは2月中旬。 |
授業の進め方 |
人文社会科学系の学問の基本中の基本の力をつけるために不可欠であり、他の方法では代替不可能な進め方として、テクストに準拠しながら、厳密な読解を行なう。勉強の効果を実質的に確保するために、予習は必須である。順次、内容の報告を担当することになるが、報告を担当しない場合でも、毎回、熟読の上、質問やコメントを用意し、積極的に討論に参加することが必要である。 |
教科書・参考書等 |
演習開始時に指示する。 |
成績評価の方法・基準 |
ゼミ論文および平素の成績(報告の質、討論への積極的参加、ゼミ運営への貢献等)により評価する。 |
その他(質問・相談方法等) |
演習で古典を読むことは、大学でなければできない・社会に出てからではできない、きわめて贅沢な勉強である。ぜひ、この機会を活用して欲しい。 |
過去の授業評価アンケート |
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