日本法制史演習

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
日本法制史演習
標準年次
3・4
講義題目
赤穂事件(忠臣蔵)の法制史的研究
開講学期
通 年
担当教員
植田 信廣
単位数
4単位
教  室
209
科目区分
展開科目
履修条件
特別の履修条件は求めないが、「赤穂事件」もしくは法の歴史に関心を有する者が望ましい。
授業の目的
過去の法と社会についての歴史的認識を抜きにして、現代の法と社会をよりよく理解することはできない。本演習は、日本の法と社会(とりわけ江戸時代)の歴史に関する知見を広めること、参加者各自が関心を持った法史上の興味深い諸問題の検討を通じて日本における法の歴史的特質についての認識を深めること、ひいては法を歴史的に相対化して見る見方を養うこと等を目的とする。
授業の概要・計画
歌舞伎や時代劇の定番としてなじみ深い「忠臣蔵」のモデルとなった「赤穂事件」(浅野内匠頭の刃傷事件を契機とする赤穂浪士による吉良邸討ち入り事件)という江戸時代の一大事件は、江戸時代の法や社会を考える上で重要な手掛かりを与えてくれる。本演習は、赤穂事件の事実経過、事件についての同時代人による論評、それらの背景にある江戸時代の国家構造、等について詳しく検討することを通じて、江戸時代の法と社会について理解を深めることを目指す。
なお、年度末にはゼミ論集を発行する。
授業の進め方
前期の第1回目に演習の主旨説明、報告の分担決め等を行う。2回目以降は、テキストを素材にした報告を受け、これについての議論を行う。テキスト講読終了後はテキストに関する議論をもとに各自が自由に研究テーマを設定し、毎回これについての報告・議論を行う。
各自、前後期各1回ずつ報告してもらう予定。前期は使用テキストについての分担報告をもとに議論を行い、後期は、前期の報告時の議論をもとに自ら設定したテーマについて調査研究した成果を報告し、これについて討論するといった方式で進める。なお、ゼミの進め方についての詳細は参加者の希望を取り入れて決める。
教科書・参考書等
使用テキストについては、現在選定検討中。決まり次第、シラバスのこの欄で通知する。なお、ゼミ参加者数に応じて、使用テキストの追加もありうる。
成績評価の方法・基準
年度末のレポート(ゼミ論文)および平常点により評価する。
その他(質問・相談方法等)
ゼミ旅行やコンパなどの課外活動も充実させたいと考えている。
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