履修条件 |
刑法の学習に熱意のある者が望ましい。 |
授業の目的 |
九州大学教育憲章に記載の諸能力、中でも人権感覚の涵養を図ること。 |
授業の概要・計画 |
「刑事法ラッシュ」による犯罪化、重罰化の流れの中で、犯罪論や刑罰論は大きく変容しつつある。判例にも顕著な変化が見られる。本授業では、これらの現象を踏まえつつ、犯罪論・刑罰論上の主要な問題について解説を加えることとする。その際、これらの変容が犯罪予防や犯罪被害者の救済等においていかなる役割を果たしえるかについても検討することとしたい。 |
授業の進め方 |
テキスト・サブテキストの順序に沿って授業を進めることとするが、およその順序は下記のとおりである。 1.刑法の意義と刑法を学ぶ意義等 2.刑法の基本原理と刑法の解釈等 3.構成要件論 4.未遂論 5.違法論 6.責任論 7.共犯論 |
教科書・参考書等 |
前田雅英・刑法総論講義(第3版)、東京大学出版会 内田博文・刑法総論講義案 |
成績評価の方法・基準 |
定期試験の成績により成績評価を行う |
その他(質問・相談方法等) |
大学の授業は受講生が自身で予習・復習を行うことを前提として、その水準を維持している。予習・復習をしない学生にとっても「分かりやすい授業」をということになると、授業の水準を落とさなければならなくなる。そうしないためにも、予習・復習をお願いしたい。 |
過去の授業評価アンケート |
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