●消費者法

授業科目名	●消費者法	標準年次	3・4
講義題目	消費者法	開講学期	前　期
担当教員	清水（巌　）	単位数	2単位
教　　室	302	科目区分	展開科目

履修条件	特になし
授業の目的	１．消費者法とはどのような学問領域かを理解する。 ２．現代社会でなぜ・いかに消費者法が必要なのかを理解する。 ３．安全性の確保および契約の適正化を中心に、消費者法の基本的な制度を理解し、適用できる能力を養成する。 ４．消費者被害の救済のため法を適用できる基礎的能力を養成する。
授業の概要・計画	現代社会は多種多様な商品・サービスがあふれている「豊かな社会」である。しかし、反面で、複雑な構造を持った生活用品（加工食品・電気器具・自動車・医薬品化粧品など）やサービス（クレジットなど）・販売方法（訪問販売、通信販売、インターネット取引など）によって、消費者被害が構造的に発生する社会でもある。 　消費者法は、現代の私たち人類が、真に安全で豊かに暮らすために最も基本的な法律である。 　講義では、以下の項目について、考察を進める（新しい法律の制定や大きな法改正が行われると、予定が変更されることがある）。 １．消費者法の生成の社会的経済的背景 ２．消費者基本法 ３．食品の安全性の確保 ４．消費生活用品の安全性の確保 ５．製造物責任法 ６．消費者契約法 ７．特定商取引に関する法律 ８．割賦販売法
授業の進め方	講義では、現実に生きた消費者法を理解するために、実際に生じている消費者相談事例や行政の活動、新しい立法の動きなどを紹介しながら進める。 　ドキュメント番組などテレビの映像も活用する。
教科書・参考書等	清水　巌著『消費者法（第４版）』を使用する（改訂中） 日本弁護士連合会編『消費者法講義』日本評論社 など 適宜、判例のほか行政資料（条例や審議会報告）などの教材・資料を配付する。
成績評価の方法・基準	定期試験による。
その他（質問・相談方法等）	講義中や講義終了後に自由に質問してほしい。
過去の授業評価アンケート