●民事訴訟法2【民事訴訟法】

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
●民事訴訟法2【民事訴訟法】
標準年次
3・4
講義題目
民事訴訟の判決手続概論
開講学期
前 期
担当教員
上田(竹 志)
単位数
2単位
教  室
302
科目区分
展開科目
履修条件
必ず民事訴訟法1も同時に履修してください。民事訴訟法1・2の内容は連続しており、不可分です。単位も個別には認定せず、1・2合わせて一括にのみ評価します。
授業の目的
民事訴訟法1・2で合わせて、民事訴訟(判決手続)について、基本的な理解を得ることを目的とします。
授業の概要・計画
概ね以下の流れに沿って講義を進めます。ただし、番号は必ずしも講義の回数に対応しません。
1 民事訴訟全体の概観
2 民事訴訟・民事訴訟法
3 訴訟の対象
4 裁判所
5 訴訟の主体(当事者)
6 審理のプロセス(1)訴え提起
7 審理のプロセス(2)口頭弁論
8 審理のプロセス(3)証拠調べ
9 訴訟の終了(1)判決によらない訴訟の終了
10 訴訟の終了(2)判決
11 上訴・再審
12 特別手続
13 複雑な訴訟形態(1)請求の複数
14 複雑な訴訟形態(2)多数当事者訴訟
授業の進め方
講義は、判決手続を二度説明するという流れを採ります。
すなわち、まず最初の3〜4回の講義で、民事訴訟制度の概要と、基本用語について説明します。
次に、それを踏まえてもう一度制度の冒頭から、論点・判例中心の説明を行います。

講義は主に配布レジュメに沿って行います。
教科書・参考書等
六法必携の他は、特に教科書を定めませんが、下記図書を推薦します。

・高橋宏志『重点講義民事訴訟法(上)(下〔補訂版〕)』(有斐閣、2005年・2006年)
・新堂幸司『新民事訴訟法〔第3版補訂版〕』(弘文堂、2005年)
・松本博之=上野泰男『民事訴訟法〔第4版〕』(弘文堂、2005年)
・中野貞一郎=松浦馨=鈴木正裕編『新民事訴訟法講義〔第2版補訂版〕』(有斐閣、2006年)
・伊藤眞『民事訴訟法〔第3版補訂版〕』(有斐閣、2005年)

その他、講義では特に下記図書から多く参照を行います。
伊藤眞=高橋宏志=高田裕成編『民事訴訟法判例百選〔第3版〕』(有斐閣、2003年)
成績評価の方法・基準
原則として期末試験によります。
その他(質問・相談方法等)
繰り返しになりますが、必ず民事訴訟法1・2をセットで受講してください。単位認定も一括でしか行わないため、どちらか片方のみの受講者には単位認定ができません。
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