履修条件 |
特になし。 ただし、フランス語の文献を使用するので、フランス語を読むことが必要となる。 |
授業の目的 |
フランス民法典の成立に至るフランス法史と、それを前提とするフランス民法典の精神、そしてその後のフランス民法の展開を検討することを通じて、フランス法の基本的な考え方を学ぶとともに、制定法秩序のなかで、民法がどのように位置づけられ、その規範が裁判でどのように実現されているかについて、フランス法の考え方を知り、日本法について各自が考察する素材を提供する。 |
授業の概要・計画 |
はじめに、フランス民法典の起草者ポルタリスにより、民法典草案の提案理由書として作成された「民法典序論」の総論部分を原文で講読しながら、フランス民法典の精神について検討する。その際、民法典制定の背景となるフランス古法についても解説する。 つぎに、フランス民法典制定後、フランス法はどのように展開しながら現在に至っているのかについて、民法を中心に、民法と憲法との関係、フランスにおける裁判制度など、他の法領域にも触れながら検討する。 なお余裕があれば、フランス民法個別テーマについて、日本法との比較検討を行う。
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授業の進め方 |
参加者に仏文テキスト(事前に配布する)を翻訳してもらい、その意味を吟味しながら教師が説明を加えてゆく。 |
教科書・参考書等 |
仏文テキストを事前に配布する。
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成績評価の方法・基準 |
筆記テキスト及び平常点による。 |
その他(質問・相談方法等) |
仏文テキストを予習して授業に臨むこと。 資料を学生第三係で配布していますので、受講者は授業前までに受領し予め読んでおいてください。 【教室(日程)】第2研究会室(9/18〜9/21)
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過去の授業評価アンケート |
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