履修条件 |
とくになし。
【学務委員会注】この科目は越年科目です。本年度後期と来年度前期を通じて履修することにより、来年度前期末に4単位が認定されます。 |
授業の目的 |
憲法学の扱う分野のうち、講学上「憲法総論」及び「統治機構論」と呼ばれる範囲についての一通りの知識を得ることが課題であるが、この講義に毎回出席することにより、(1)90分延々と続く単調な講義を聴きながらも、何が重要であるかを判断し、それをノートにとるという、大学時代にぜひとも身につけておくべき能力を伸ばすこと、および(2)憲法をめぐる法と政治について、今後各自が考えていくための手がかりと方法とを身につけること、を目的とする。初回講義において説明を行う。 |
授業の概要・計画 |
本講義は大きく第一部「憲法総論」と第二部「統治機構論」に分かたれる。前者においては、「憲法の概念」(憲法の意義、憲法学の課題など)、「憲法の歴史」(憲法という語の歴史、立憲主義の歴史、幕末からの日本憲法史、日本国憲法制定の過程など)、「日本国憲法の特殊性」(象徴天皇制、平和主義など)について、後者においては、「国会」「内閣」「裁判所」などについて、講義を行う。 詳細な講義目次については、担当教員のHPにて毎回掲載をする予定である。 |
授業の進め方 |
講義形式で進める。しかも大教室でのそれであるため、どうしても一方的なものになってしまう。この欠点を補うため、講義前後等の質問を歓迎する。研究室への直接の来訪も歓迎する。また、担当教員の個人HP上に講義に関するページを作成し、受講者の感想等を掲載したり、講義目次を掲載したりすることを予定している。そのため受講者には是非自宅にインターネット環境を整えてほしい(昨年度の「憲法2」では、この点につき受講者からおおむね好評を得た。一度担当教員の個人HP上の2006年度憲法2の関連ページを参照されたい)。 http://quris.law.kyushu-u.ac.jp/~minamino/ Cours/2006/kenpo/jinkenron.htm |
教科書・参考書等 |
●教科書はとくに指定しないが、概説書一冊を購入し、予習・復習のためにつねに参照することが重要である。以下のものからどれか一冊自分にあったものを選択することを薦める(もちろん他のものでも良い)。それぞれの特色については、初回講義で説明でする。 (1)樋口陽一『憲法〔第3版〕』(創文社、2007年) (2)野中=中村=高見=高橋『憲法I』『憲法II』(有斐閣、2006年) (3)長谷部恭男『憲法〔第3版〕』(新世社、2004年)
●参考書としては、次のものがある (4)高橋=長谷部=石川編『憲法判例百選II〔第五版〕』(有斐閣、2007年) (5)樋口=大須賀編『憲法資料集〔第4版〕』(三省堂、2000年) (6)安西=南野ほか『憲法学の現代的論点』(有斐閣、2006年) |
成績評価の方法・基準 |
2008年度前期末に実施する期末試験(のみ)による。 |
その他(質問・相談方法等) |
●この講義に関する問い合わせは、遠慮せず南野までメール(アドレスは @law.kyushu-u.ac.jp の前に minamino を付加)で申し送ること。直接研究室(3階)に来られても歓迎する。 ●この講義の受講者を対象とするメーリングリスト(授業に関する情報を事前に流すことがあるので、下の講義関連URLを参照のうえ、できるだけ早くーー遅くとも2007年9月中にーー加入して欲しい)やホームページを作成・運営する予定である。受講者は自宅にインターネット環境を整えることが望ましい。 講義関連のページURL: http://quris.law.kyushu-u.ac.jp/~minamino/ Cours/2007/kenpo/touchi.htm |
過去の授業評価アンケート |
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