履修条件 |
特にありません。 |
授業の目的 |
中国における「法」をめぐる諸問題を、その前提に遡って、厳密に認識することを目的とします。また中国法に関するリサーチやレポートの書き方・発表の仕方などについても基本的な技能を修得してもらうことを目指します。 |
授業の概要・計画 |
中国の「法」を巡って具体的にどのような問題が議論されているのかを概観するために、共通のテキストをまず輪読し(現時点ではEngaging the Law in China, Stanford U.P.,2005などを予定していますが、参加者の関心に応じて変更する可能性もあります。)、その後参加者各自の興味関心に応じて自由報告と討論を行います。素材は共通のテキストで扱われていないものでも、法制史に関係する問題でも構いません。また中国法に関する法令・文献の調べ方などの基本的な技術についても確認を行い、基本的なツールが使いこなせるように支援します。中国語は履修条件としませんが、テーマによっては中国語文献しかないという事態も想定されます。 |
授業の進め方 |
共通文献の輪読に際しては各部分の担当者を決めて報告をしてもらい、それを巡っての質疑応答・議論を行います。その後は参加者各自の関心に基づくテーマについて自由報告を行ってもらい、同様に討論を行います。参加者の興味関心および自主性を最大限に反映させるため、ゼミ最初の時間に相談の上、詳細な内容を決定し、またゼミの進行に従って逐次調整を行います。関連する図書館・資料館や弁護士事務所への見学も希望があればそのつど検討します。 |
教科書・参考書等 |
ゼミの冒頭に紹介します。また参加者の興味関心のある分野によって逐次追加して紹介します。さしあたり中国法に関して何も読んだことがない、という方のために以下の文献を挙げておきます。
木間正道・鈴木賢・高見澤磨・宇田川幸則『現代中国法入門』(第四版)(有斐閣・2006) |
成績評価の方法・基準 |
平素の成績、及びレポート(ゼミ論文)によって評価します。 |
その他(質問・相談方法等) |
今は中国語ができないけれど、とりあえずやってみよう!という方も支援します。積極的かつ自主的な参加者を歓迎します。 |
過去の授業評価アンケート |
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