政治史演習

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
政治史演習
標準年次
3・4
講義題目
「ベルリンの壁」崩壊と「東欧革命」について考える
開講学期
通 年
担当教員
熊野 直樹
単位数
4単位
教  室
研究室
科目区分
展開科目
履修条件
1989年に生じた「ベルリンの壁」の崩壊と「東欧革命」に関して、1年間議論していけるほどの関心と熱意のある方
授業の目的
本演習の目的は、以下の4点です。
1.政治史関係の学術論文の読み方を習得する。
2.政治史を解釈する際に必要な用語や概念を十分に理解し把握する
3.自分の考えを的確かつ論理的に相手に伝えるようになる。
4.ゼミ論文の執筆を通じて、調査能力と論文作成能力を育成・発展させる。
授業の概要・計画
1989年に生じた「ベルリンの壁」の崩壊に至る政治過程並びに「東欧革命」をめぐる国際関係について検討していきます。その際、ドイツ統一についても検討することにします。なお、テキストとして研究書のほかに、1989年並びに1990年に出版された同テーマに関する同時代文献をも利用していきます。また、「ベルリンの壁」崩壊をテーマとした映画をも題材として利用する予定です。
【授業計画】
1.戦後ヨーロッパ政治史に関する基礎的知識の習得
2.「ベルリンの壁」に関する同時代文献の検討
3.「東欧革命」に関する同時代文献の検討
4.ドイツ統一に関する専門書の検討
5.「ベルリンの壁」崩壊をテーマとした映画の鑑賞
6.ゼミ論文構想発表会(後学期に2回開催予定)
  ゼミ論文合評会を兼ねたゼミ旅行(年度末)
授業の進め方
毎回、報告者1人並びにコメンテーターを1人を定めて、資料やテキストに関する報告者のコメントを中心に参加者全員が議論を行っていきます。
教科書・参考書等
松村赳・西川正雄・山口定『西ヨーロッパ(下)』朝日新聞社、1993年。
石田勇治編『図説・ドイツの歴史』河出書房新社、2007年。
『東欧革命ー何が起きたのかー〈臨時増刊世界〉』第540号、1990年4月。
高橋進『歴史としてのドイツ統一』岩波書店、1999年。
映画『グッバイ・レーニン』(ドイツ、2003年)
映画『善き人のためのソナタ』(ドイツ、2006年)
成績評価の方法・基準
平素ならびにゼミ論文
夏休みには書評を課します。
その他(質問・相談方法等)
本演習は、少人数をモットーとしており、定員は最大8名です。後学期は、ゼミ論文の作成に力を入れて取り組むために、ゼミ論文構想発表会を2回予定しています。
年度末には、ゼミ旅行を行っています、年度末のゼミ旅行ではゼミ論文の合評会も行います(07年度天ヶ瀬温泉)。
なお、ゼミ生の修学上の相談役として、ティーチング・アシスタント(博士課程大学院生)も参加する予定です。
過去の授業評価アンケート