政治動態分析 II ・発展【国際政治学】

最終更新日:2008年4月1日

授業科目名
政治動態分析 II ・発展【国際政治学】
標準年次
3・4
講義題目
国際秩序論
開講学期
前 期
担当教員
大賀 哲
単位数
4単位
教  室
202
科目区分
展開科目
履修条件
特にありません
授業の目的
@法学と政治学の垣根が比較的緩やかだった時代の古典として、カール・シュミットの『大地のノモス』を読みながら、政治を学ぶ人にとっても法律を学ぶ人にとっても必要な基礎知識を習得します。

A知識を吸収し理解するという「インプット」だけでなく、実際に吸収した知識を組み立てていく「アウトプット」の能力を身につけるために、授業では課題演習の時間をとります。理解⇒思考⇒回答・記述という反復作業を通じて知識や思考をより確かなものとしていきます。

B理論というのは「覚える」ものではなく、「使う」ものです。単に理論・概念を把握するだけではなく、それを用いて思考を発展させていくスキルも身につけていきます。
授業の概要・計画
第4回までは配布物を配ります。それ以降は下記記載の教科書の該当箇所に沿って講義をおこないます。

(1)4/15 イントロダクション
(2)4/17 国際政治学の来歴@
(3)4/22 国際政治学の来歴A
(4)4/24 国際政治学の来歴B
(5)5/8 秩序と場所確定との統一としての法(第1部第1章)
(6)5/13 地理上の発見以前の国際法(第1部第2章)
(7)5/15 キリスト教的中世の国際法についての指摘(第1部第3章)
(8)5/20 ノモスという言葉の意味について(第1部第4章)
(9)5/22 国際法を構成する経過としての陸地取得(第1部第5章)
(10)5/27 最初のグローバルなライン――ラヤから友誼線を経て西半球のラインへ(第2部第1章)
(11)5/29 新世界の陸地取得についてのビトリャによる正当づけ(第2部第2章)
(12)6/3 新世界の陸地取得についての法律学的な権限(第2部第3章)
(13)6/5 国家相互間的なヨーロッパ中心的な新しい大地のラウム秩序を担う実体としての国家(第3部第1章)
(14)6/10 中世の戦争(十字軍あるいはフェーデ)が非差別的な国家戦争へと変化すること―アヤラからヴァッテルまで―(第3部第2章)
(15)6/12 海洋の自由(第3部第3章)
(16)6/17 領土の変更(第3部第4章)
(17)6/19 国際法において国家に関係しない可能性および構成要素への指摘(第3部第5章)
(18)6/24 ヨーロッパ全体による最後の陸地取得(第4部第1章)
(19)6/26 ヨーロッパ公法の解体(第4部第2章)
(20)7/1 国際連盟、および大地のラウム秩序の問題(第4部第3章)
(21)7/3 戦争の意味変化(第4部第4章)
(22)7/8 西半球(第4部第5章)
(23)7/10 国際法上の承認の意味変化(第4部第6章)
(24)7/15 現代的殲滅手段の戦争(第4部第7章)
(25)7/17 おさらい。試験の説明
(26)7/22 模擬試験(Mock Exam)
授業の進め方
各回ともに前半は講義形式、後半は課題演習とします。課題演習では授業の内容についての論述問題に取り組んでもらいます。但し、課題演習の目的は「正解を書くこと」ではありません!与えられた情報をどのような方法でどのように処理すれば、回答に接近できるのか、そのプロセスを学習する場となります。また適宜、質疑応答や議論の時間もはさむつもりです。
教科書・参考書等
カール・シュミット『大地のノモス―ヨーロッパ公法という国際法における』(新田邦夫訳)慈学社、2007年
成績評価の方法・基準
期末試験
その他(質問・相談方法等)
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