●〔全学教育〕高年次教養・政治

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
●〔全学教育〕高年次教養・政治
標準年次
3・4
講義題目
集団的自衛権について考える
開講学期
後 期
担当教員
石田 正治
単位数
2単位
教  室
102
科目区分
基幹教育科目
履修条件
特になし
授業の目的
日米安保条約の下で、自衛隊の米軍との一体化が進展しているという事態が、日本の安全保障にたいしてどのような意味をもつのかを、考える
授業の概要・計画
一般に論じられるように、この数年にわたって進行した在日米軍の再編は、アジア大陸西南部から南アジアを包摂して朝鮮半島にいたる「不安定な弧」の出現に対応する軍事力の戦略的配置を実現して、非対称的脅威を抑止する軍事態勢を目指すものだが、それだけではなく、自衛隊の指揮命令系統を米軍と一体化させるという内容をも含んでいる。アメリカのあらたな世界戦略の展開のなかで、日米安保体制はあきらかに変質しつつある。この変化の意味を考える。
授業の進め方
豊下楢彦『集団的自衛権とは何か』(岩波新書)をテキストとして、講義する。
教科書・参考書等
豊下楢彦『集団的自衛権とは何か』、岩波書店、2007年、780円
成績評価の方法・基準
筆記試験をおこなって、理解の正確さを判断する
その他(質問・相談方法等)
質問は、授業の終了後に教室で受けるが、電話で事前の予約をおこなえば、研究室への来訪も可能
過去の授業評価アンケート