履修条件 |
下記の授業目的を達成するためには、毎回の出席と予習・復習が必要不可欠です。 |
授業の目的 |
次の2つをめざします。 (1) 政治学史上の古典的著作に取り組むことにより、テクストの表層的な理解を超えて、その意図や言説の交錯を読み解くための基礎力を獲得する。 (2) 第一級の古典を徹底的に読むことにより、政治的思考・政治学的思考の基本型について理解できる力を獲得する。 |
授業の概要・計画 |
●昨年度の試験成績や授業評価から判断して、じっくりと読むことで、学生の読解力が高まったと判断することができました。 ●そこで、昨年度同様、今年度も、政治学の古典中の古典、マキアヴェリ『君主論』を徹底的に精読・熟読することにします。 |
授業の進め方 |
★下記に指定しているテキスト(マキアヴェリ『君主論』)を早めに入手し、授業の第1回目までに、第3章まで読んで予習しておいてください(わからない語句の意味や読みも調べておくこと)。もちろん、最後まで読み通しておくのが理想です。自分なりの読みを、授業の中での私の読みと比べて、考えを深めることができます。 ●進め方としては、テクストと、授業に際し必要に応じて配布する資料にもとづいて、テクストを註解します。 ●予習しないで授業に出席しても、読解力はつきません。まず、自分で読んでみることが不可欠です。音読は脳を刺激し効果的なので、お勧めです。 |
教科書・参考書等 |
マキアヴェリ『君主論』、池田廉訳、中公クラッシクス(中央公論社)、定価1200円。ISBN 4-12-160002-9
上記のものに限ります。同じ訳者で中公文庫のものもあるが、訳文が異なっているので、買わないでください。また、別の訳者のものが岩波文庫であるが、これも訳文が異なっているので、買わないこと。
参考書は、授業中に、随時紹介します。 |
成績評価の方法・基準 |
●定期試験により、成績評価を行ないます。 ●定期試験では、テクストの理解度とともに、授業の理解度を評価のチェックポイントとして重視します。したがって、授業に出席し、内容をよく聞き考えることが必要です。 ●定期試験の採点基準等の詳細については、講義初回に配付する講義計画表に示します。 |
その他(質問・相談方法等) |
質問は、原則として、授業時間内に受け付ます。
最終授業時あるいは定期試験の際に、学生による授業評価を実施しますので、協力をお願いします。 |
過去の授業評価アンケート |
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