●政治理論入門【政治学史特殊講義】

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
●政治理論入門【政治学史特殊講義】
標準年次
2
講義題目
政治理論と政治理論史への道案内
開講学期
後 期
担当教員
関口 正司
単位数
2単位
教  室
大講
科目区分
基盤科目
履修条件
下記の授業目的を達成するためには、毎回の出席と予習・復習が必要不可欠です。
授業の目的
次の2つをめざします。
(1) 政治学史上の古典的著作に取り組むことにより、テクストの表層的な理解を超えて、その意図や言説の交錯を読み解くための基礎力を獲得する。
(2) 第一級の古典を徹底的に読むことにより、政治的思考・政治学的思考の基本型について理解できる力を獲得する。
授業の概要・計画
●昨年度の試験成績や授業評価から判断して、じっくりと読むことで、学生の読解力が高まったと判断することができました。
●そこで、昨年度同様、今年度も、政治学の古典中の古典、マキアヴェリ『君主論』を徹底的に精読・熟読することにします。
授業の進め方
★下記に指定しているテキスト(マキアヴェリ『君主論』)を早めに入手し、授業の第1回目までに、第3章まで読んで予習しておいてください(わからない語句の意味や読みも調べておくこと)。もちろん、最後まで読み通しておくのが理想です。自分なりの読みを、授業の中での私の読みと比べて、考えを深めることができます。
●進め方としては、テクストと、授業に際し必要に応じて配布する資料にもとづいて、テクストを註解します。
●予習しないで授業に出席しても、読解力はつきません。まず、自分で読んでみることが不可欠です。音読は脳を刺激し効果的なので、お勧めです。
教科書・参考書等
マキアヴェリ『君主論』、池田廉訳、中公クラッシクス(中央公論社)、定価1200円。ISBN 4-12-160002-9

上記のものに限ります。同じ訳者で中公文庫のものもあるが、訳文が異なっているので、買わないでください。また、別の訳者のものが岩波文庫であるが、これも訳文が異なっているので、買わないこと。

参考書は、授業中に、随時紹介します。
成績評価の方法・基準
●定期試験により、成績評価を行ないます。
●定期試験では、テクストの理解度とともに、授業の理解度を評価のチェックポイントとして重視します。したがって、授業に出席し、内容をよく聞き考えることが必要です。
●定期試験の採点基準等の詳細については、講義初回に配付する講義計画表に示します。
その他(質問・相談方法等)
質問は、原則として、授業時間内に受け付ます。

最終授業時あるいは定期試験の際に、学生による授業評価を実施しますので、協力をお願いします。
過去の授業評価アンケート