履修条件 |
特にありません。(中国語ができなくても構いません。) |
授業の目的 |
北京オリンピック、上海万博と巨大イベントが続き、加速する経済発展が報じられる一方で、食の安全や越境する大気汚染、都市再開発に伴う権利侵害などの問題も世間を騒がしたことは皆さんもご承知のことと思います。本ゼミでは、中国という国について短絡的な思い込みや単純なレッテル貼りをするのではなく、どうしてそうなのか、ということについて深く考えていくこと、またそのための情報収集・分析の能力を養うことを目的とします。今回はまた法制史分野にも目を配り、広く中国社会というものを認識することを目標とします。 |
授業の概要・計画 |
参加される皆さんの興味関心はおそらく相当広範囲に分布する事が予想されますので、最初の時間に各自がゼミでやりたいことについて簡単に述べていただきます(関心は現代法に関することでも法制史に関することでも構いません。)。ゼミはそれに基づいた自由な個人発表が中心となりますが、参加者の興趣に応じて、共通の視聴覚教材に基づいた議論やゲストスピーカーの参加等も考えていきたいと思います。 |
授業の進め方 |
ゼミの運営は基本的に皆さんの自主性に任されますので、先生が何か与えてくれるだろうというような受身の姿勢ではなく、積極的にこういう話をやってみたい、という皆さんを歓迎します。皆さんからの積極的な要望にはどしどしお応えしたいと思います。(逆に特に要望がないということなら、皆さんが得られる成果もその分少なくなってしまいます。) 前半を現代中国法・後半を法制史という形で分けてもかまいません。また、発表の仕方については相談に応じますし、中国法・法制史に関する初歩的な文献調査の方法については、ゼミの早い段階でレクチャーを行います。各自の発表に必要な文献指導はその都度行っていきます。 また、皆さんのご要望に応じて、ゼミ旅行・ゼミコンパなどの活動も充実させていきたいと思います。行先・回数ともに皆さんの積極性次第です。 |
教科書・参考書等 |
特に指定しませんが、何も読んだことがないという方のために、 現代中国法に関し、 木間正道・鈴木賢・高見沢磨・宇田川幸則『現代中国法入門(第四版)』(有斐閣・2006)、 法制史に関し、 滋賀秀三『清代中国の法と裁判』(創文社・1984) をあげておきます。 これ以外の参考書については、参加者の要望に応じてゼミで紹介します。 |
成績評価の方法・基準 |
ゼミにおける平素点、及びレポートによって評価します。(やむなく欠席される際は必ず事前連絡をお願いします。) |
その他(質問・相談方法等) |
質問・相談はメールにても受け付けますし、研究室を直接訪ねていただいても構いません。(ただ不在の場合もありますので、事前に連絡頂いたほうが確実です。)メールはh-nishiのあとに@law.kyushu-u.ac.jpです。ゼミを選ぶにあたっての質問なども遠慮なくお寄せください。 |
過去の授業評価アンケート |
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