履修条件 |
特にありませんが、民法を楽しく学びたいという意欲とやる気のある学生を歓迎します。 |
授業の目的 |
この授業では、少人数ゼミの特長を生かして、以下の5点を目的とします。 @民法(だけでなく法一般)を学ぶ楽しさを知ること A民法全体を理解する上で必要な基礎知識を得ること B判例の読み方を学び、自分で判例に取り組んでいけるようになること C文献(判例や学説など)の調べ方・読み方,論理的な報告や討論の方法を学ぶこと D論文(レポート)の書き方を学ぶこと
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授業の概要・計画 |
初回の授業で、ガイダンスを行い、判例報告に必要な文献調査方法を説明します。また、民法の解釈・適用に関して争いのある事項や民法に関連する最近の社会問題から、特に重要と思われる民法の判例リストを作成してくるので、その中から好きな判例を一つ選んで報告してもらいます。参加者の人数を見て判断しますが、毎回5人程度でグループを作り判例の報告を担当してもらいます。報告は作成したレジュメに基づいて30分程度でお願いします。その後、その他の参加者が自由に質問・討論する形式でゼミを進めていきたいと思っています。 最後に、このゼミで学んだことの成果として、5000字程度の小論文を提出してもらいます。これは判例の内容や意義をただ理解するにとどまるのではなく、自分の頭でさらに掘り下げて考え、自主的に学習を進める能力、および、論理的な文章作成能力の習得を目的としています。
(現時点における授業スケジュール) 第1回 ガイダンス(自己紹介、授業の進め方や文献調査の仕方の説明、2回目以降の報告グループと担当者決め、等) 第2回〜5回 民法の判例報告・討論(第1巡) 第6回 民法の学説に影響を与えた重要論文の紹介(その1) 第7回〜10回 民法の判例報告・討論(第2巡) 第11回 民法の学説に影響を与えた重要論文の紹介(その2) 第12回〜最後 小論文のテーマに関するプレゼンテーション
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授業の進め方 |
参加人数にもよりますが,初回の授業でグループ分けを行い、5人程度からなるグループを4つほど作ります。各グループ単位で事件の概要や判例・学説について文献調査等を行い,レジュメを配布したうえで,判例報告してもらいます。基本的には、1回のゼミで1つの判例を検討し、事実関係や法律関係について議論をして、理解を深めていく予定です。このゼミでは、最低2回は判例報告を担当してもらい、判例報告の一巡目は担当教員が司会を務めますが、二巡目からは司会担当グループを指定します。また、全員がコメンテーターのつもりで積極的に議論に参加することを期待します。 また、授業がすべて終了した後に、5000字程度の小論文を提出してもらいます。授業の後半では、基本的にはすでに行った判例報告の中から各自テーマを決めて、執筆予定の小論文の概要について各自10分程度で報告してもらいます。
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教科書・参考書等 |
教科書は特に指定しません。すでに持っている民法テキストと六法を毎回持参してください。また、授業の際、民法の勉強に役立つ文献を随時紹介します。 |
成績評価の方法・基準 |
出席状況、報告、ゼミでの議論への積極性な参加、最終レポートなどを総合的に見て判断します。 |
その他(質問・相談方法等) |
質問等は授業の前後や私の研究室で随時受け付けます。Eメールでも構いません。疑問点があれば、すぐに質問して解決してください。 漫然と過ごしていると、大学生活の4年間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
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過去の授業評価アンケート |
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